アメリカのハワイで、日本時間の18日、海兵隊の新型輸送機MV22オスプレイ


が着陸に失敗し、1人が死亡、21人が病院に搬送されました。過去にもトラブル


が相次いでいましたが、陸上自衛隊が導入を決めてからは初の重大事故に


なります。米軍は、沖縄に続いて、初の本土への配備計画を発表したばかり


です。地元では不安が募り、反発を強めているのは、当然のことだと思います。


防衛省の内部でも、米軍の運用基準を厳しくするよう求める声も出始めた、


と報じられています。オスプレイは、ヘリコプターのような垂直離着陸と、固定


翼機のような速度での長距離飛行ができる新型輸送機です。自衛隊では、


操縦が思った以上に難しいのだろう、という声も上がっているそうです。原因は


明らかになっていませんが、原因究明ができるまで、沖縄での飛行は認めない


という知事の発言は、もっともだと思います。2019年度から、陸上自衛隊が


導入を決めたオスプレイの佐賀空港配備計画についても、新しい知事は、


慎重とのこと。オスプレイは、試作機が1992年に着陸時に事故を起こして


7人が死亡して以来、2000年の事故で19人が死亡など、多くの事故が起き、


犠牲者が出ています。本土配備の予定の東京都の横田でも、不安の声が


上がっています。日本政府は、事故について、機体の安全性を再検証するよう


アメリカに要求すべきです。今回の事故を契機に、構造上の欠陥がないかどうか


改めて検証することが必要だと思います。また、オスプレイの運用にあたって


日米で合意した飛行ルールが守られていないのが現状、とのこと。ルールの


厳守もアメリカに強く申し入れる必要があります。基地周辺の住民のみなさんの


不安を払しょくできるよう、日本政府は、真剣に対応すべきです。