統一地方選挙の時期になりました。現在、県知事選、市長選が告示され、


選挙期間に入り、県議選とともに4月12日に、統一地方選前半の選挙が


行われます。少しでも多くの人に投票してもらえるように工夫すべきですが、


それに逆行するような動きが気になります。合併や過疎で、投票所が削減


されています。今年の統一地方選挙から、投票所を削減する自治体も


あります。例えば、秋田県では、2007年参院選で1089ヶ所あった県内の


投票所が、昨年の衆院選では860ヶ所に減少しています。また、私が


住んでいる長野県でも、県内の投票所は1473ヶ所で、昨年12月の衆院選


から7ヶ所へっています。池田町は、山あいの陸郷地区では29人の有権者


なので、市街地の投票所に統合するほか、いくつかの投票所をひとつに


集約します。投票所が遠くなる人には、買い物で市街地に行く時に期日前投票


をしてほしい、としていますが、そううまくいくでしょうか。また、塩尻市では、統合


によって投票所が遠くなった人を、投票日までに送迎車を出して対応する、など


と報じられています。また、原則午後8時までとされている終了時間を繰り上げる


投票所は、2000年代から急増しています。夜間に足を運ぶ有権者が少ない、


職員や立会人の負担軽減、開票を早められる、などの理由だそうです。少ない


人数でも、仕事が終わった後に投票する人などの便宜を図ってほしいと思います。


各地の選管も、自治体に見直しを求めている、ということです。1票で政治家を


選ぶことは、民主主義の根本ですから、様々な工夫をしてほしいと思います。