昨夜の長野の地震で、何人もの方から、無事かとメールなどをいただき、


ありがとうございました。先ほど、軽井沢に戻りましたが、昨夜は、まだ


東京にいました。軽井沢は、地盤が固く、地震には強いと聞いています。


昨日も、長野県内で震度6の所がありましたが、軽井沢は震度3でした。


家の中も、物が落ちることもなく無事でした。


さて、女性の活躍といっていた安倍政権は、結局、有利な時期の解散・


総選挙を選び、重要法案だった「女性活躍推進法案」も成立しませんでした。


女性の登用に多くの企業が悩んでいる、という報道があります。2020年に


指導的立場の女性を30%にする、という政府の方針は、安倍総理が言い出した


ように伝えられていますが、そうではなくて、現在推進中の男女共同参画基本計画で


決められているものです。企業が課題だとしているのは、「管理職に適当な人材が


育っていない」が一番多く、次いで、男性社員の意識改革、管理職を目指す女性が


いない、育児や介護のサービスが不十分、採用を増やしたいが希望者が少ないの


順になっています。もともと不利が立場にある人を、同じ土俵に上げて、対等に


力を発揮できるようにする、積極的是正措置をポジティブアクションといいます。


それを推進するように、厚生労働大臣の時に、大臣の下の特命チームで、


「働くなでしこ大作戦」を作りました。2012年6月の均等月間から実施していて、


安倍政権でも継続しています。厚生労働省の担当局の職員、各都道府県の


雇用均等室の職員が、ポジティブアクションの推進を企業に出向いて働きかけ、


その方法等も伝えています。これまで優遇されてきた男性と同じテンポで考えては、


いつまでたっても、30%の管理職は生まれません。