今日の軽井沢は、冷たい風が吹いています。昨夜、天気予報で、山沿いの
地域に、雪の予報が出ていたので、いよいよ冬支度をしなければと思いました。
強い風のためか、冬空になったのか、真っ青な空に、頂上付近が、うっすらと
雪化粧した浅間山が、くっきりと見えました。タイヤを変える前に雪が降ると、
移動できなくなってしまいますので、タイヤの店に預けてあるスタッドレスタイヤ
に交換してもらってきました。
午後から時間が少しあったので、以前から一度行ってみたいと思っていた、
離山図書館のすぐ下にある、軽井沢町歴史民俗資料館に行きました。
道の文化史と軽井沢のコーナーでは、中山道浅間三宿である軽井沢・沓掛
・追分の資料などが展示されていました。その他に、別荘の沿革と別荘と
文学活動、高冷地のくらしを支えた生産道具の3つのコーナーがありました。
交通の要所として、また特に明治以降、外国人や学者・文化人の活動によって
避暑地・別荘地として発展してきた軽井沢の様子が、よくわかります。同じ
入場券で、分室という位置づけになっている市村記念館もみられるということで、
3~4分歩いて、行きました。きれいなアメリカ式の白っぽい別荘で、近衛文麿が
第一号別荘として大正時代に購入したものを、軽井沢・南原の別荘地としての
開発に尽力した市村今朝蔵・きよじ夫妻が譲り受け、移築したものとのこと。
今朝蔵の学究の場、夫妻の南原開発の拠点になりました。この建築の特徴、
市村家と南原の思い出、南原の学者・文化人などの人々等の展示、そして、
別荘の部屋や家具等が見られました。旧三笠ホテルは、観光名所として、多くの
人が訪れていますが、この地域、図書館、資料館、記念館などの一帯も、
軽井沢らしい自然の中にあり、趣もあるので、もっとPRしてもよいのでは
ないかと思いました。