フィギュアスケートの男子を引っ張ってきた、高橋大輔選手が、16日に引退を
表明しました。高橋選手の功績は、計り知れないと思います。女子の時には、
たくさんいた観客が、男子になると帰ってしまうことを、何とかしたいと思ってきた
と語っていました。1986年に8歳で競技を始め、2002年には世界ジュニア
選手権で日本男子初の王者に。2005年にスケートアメリカでGPシリーズ初優勝。
全日本選手権初優勝。2006年トリノ冬季五輪で8位。2008年四大陸選手権で
当時世界歴代最高得点で初優勝。練習中に右膝前十字靱帯を断裂。2010年
バンクーバー冬季五輪で銅メダルで日本男子初の表彰台に。トリノの世界選手権で
日本男子として初優勝。2012年GPファイナルで日本男子として初優勝。
2013年右膝故障でGPファイナル欠場。2014年ソチ冬季五輪6位。これまでの
活躍をあげてみても、日本男子初の連続です。その間、選手生命にかかわる
大けがをしながら、世界のトップとして、日本の男子フィギュアのために、ほんとうに
よくがんばってくれたと思います。見ている人を魅了する、芸術的なステップに、
毎回拍手を送っていました。とても好きな選手です。今後、アイスショーにプロの
スケーターとして、いくつか出演が決まっているということで、これからのことは、
ゆっくり考えたいと語っていました。羽生選手が、「高橋選手に今の男子フィギュアを
つくってもらったと思っている。スケーターとしても先輩としても、いつまでも憧れの
存在です。」と語っていることが、高橋選手の功績を的確に表していると思います。
ほんとうに、お疲れ様でした。ありがとう!これからは、思い切り、やりたい人生を
選んでください。