今日は、東京から来られている、人生の先輩である友人と、中軽井沢から


上がった千ヶ滝にある、セゾン現代美術館で開かれている、堤清二/辻井喬


オマージュ展に行きました。7月初めから9月下旬までで、行きたいと思って


いました。堤清二さんは、成城学園の先輩で、議員をしていた頃にも、激励して


くださっていました。昨年11月に亡くなられた堤清二/辻井喬さんが愛した収蔵作品、


身近に置かれていた親密な作品、たくさんの著書、自作原稿などが展示されています。


堤清二さんとしては、西部百貨店、西友ストアー(現在の西友)、パルコ、ロフト、


ファミリーマート、西部クレジット(現在のクレディセゾン)、無印良品、吉野家等を


育てられました。同時に、詩人・小説家としては、詩集「異邦人」で室生犀星賞、


「群青、わが黙示」で高見順賞、小説では、「いつもと同じ春」で平林たい子賞


(この時の受賞記念の時計も展示されていました)、「虹の岬」で谷崎純一郎賞、


「父の肖像」で野間文系賞など、多くの賞も受けられています。それぞれの分野で、


人並み外れたものを作り上げられた堤/辻井さん、そのお人柄も偲びながら、


多くの樹木に囲まれた美術館で、よいひと時を過ごすことができました。