昨日の憲法記念日には、各地で、集団的自衛権の解釈改憲が目前の問題に
なっていることもあり、改憲、護憲、それぞれの集会が開かれました。改憲を
求める人たちは、アメリカからの押しつけだと主張しています。確かに、アメリカの
人達が作った部分も多くあるのでしょうが、その中には、ベアテ・シロタ・ゴードンさんが、
日本の女性の人権の尊重を新しい憲法に盛り込み、そのおかげで男女平等が
確保されている、ということ等もあります。そして、現在の憲法のもとで、戦後69年間、
戦争で命を落としたり、命を奪ったりすることなく、日本が過ごしてきたこと。この憲法の
を受け入れ、平和に暮らしていることは、重要だと思います。
再三申し上げているように、憲法に指一本触れてはいけない、と言っているのでは
ありません。改正するなら、情報を公開し、国民が考えをまとめ、意見を言える場を
しっかり作り、まずは国会で、平行して、丁寧に国民の間で議論をする必要があります。
権力をしばる憲法を、権力である政府が、解釈で都合よく変えるということは、許されません。
各地で、憲法を考える集会から、自治体が後援を降りている、と報道されています。
政権のいうなりになり、減点されないように、話し合う機会を減らしてしまうことが、
あってはなりません。若い人たちにも、ぜひ、考えてほしいと思います。