今日3.11は、東日本大震災から3年。地震が発生した14時46分に、NHKで


中継されていた「東日本大震災3周年追悼式」を見ながら、ともに黙祷しました。


追悼式では、天皇陛下は「長きにわたって、国民みなが、心ひとつに被災地の


人々に寄り添っていくことが、大切と思います。」と述べられ、そのとおりだと


思います。た、遺族で宮城代表の淺沼ミキ子さんの、亡くなったお子さんへの


想いを聞き、に迫るものがありました。


3年経っても、避難生活をしている人は26万7千人余り。死者は1万5884人。


行方不明は2633人。震災関連死は2973人で、特に福島で1660人という数字


からも、厳しい現状が、わかります。


3年前の大震災の時は、厚生労働副大臣をしていて、議員会館から厚生労働省に


かけつけ、10階まで階段を急いで上がって、緊急の省内の会議を開き、それ以降、


もう1人の副大臣と交代で、副大臣室のソファーに泊まりこんで対応しました。特に


福島は安全の問題、原発作業員の健康等、岩手や宮城では、町や住宅をどこに再建


するのか、堤防の高さの問題、商売や仕事、子どもを含めた心のケア等、解決されて


いない課題は、まだたくさんあります。3年が長かったのか、短かったのか、それぞれの


思いがあると思いますが、なるべく住民の意見が反映されるかたちで、再生が行われる


よう願っています。町の再建計画ができ、工場や病院などの再建が進まないと、


長続きする仕事は見つかりません。もともと高齢化して過疎になっている所も多く、


また被災地が広いこともあって、思うように仕事を創造して、被災者に結びつけることが


難しく、特に、女性や高齢な方は厳しいものがありました。だんだん風化させることが


ないように、3.11当日だけではなくて、メディアにも伝え続けてほしいですし、私たち


ひとりひとりが、気持ちを持ち続けることが必要だと思います。