今朝の各紙が報じているように、安部政権が国会に提出した「特定秘密保護


法案」には、多くの懸念があります。主な問題点をあげると、○特定秘密の


指定範囲、基準が不明瞭なこと。○半永久的な秘密指定が可能なこと。○


秘密指定の妥当性の検証が不可能なこと。○「不当取材」の定義があいまい


なこと。○厳罰化によって、公務員が委縮すること。○国会の国政調査権が


形骸化する恐れがあること。等です。恣意的に秘密指定が行われたり、知る


権利・報道の自由が制約されたりする心配があります。


民主党は、知る権利を担保するために、情報公開法改正案を国会提出し、


合わせて審議することになっていますが、政権与党は、審議はするが、


通すつもりはない、と言っています。


世論調査でも、国民の多くが懸念をもち反対している、特定秘密保護法案。


来月上旬に審議入りし、この国会で通したいと考えているようですが、短い


会期の中で、無理やり通すことがないよう、懸念が払しょくされるか、しっかり


注視していきたいと思います。


台風が通り過ぎ、気温が下がって、雲場の池の紅葉も進みました。



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