先月、久しぶりに電車で取材にでかけ、空き時間に本屋さんをぶらついてて、こちらを見つけました。

 

小泉喜美子さん「弁護側の証人」

 

ミステリーには詳しくないので、この小説が日本のミステリー史に残る傑作…と言われていることが、後からわかりました。

 

令和の今、ミステリー小説のトリックや仕掛けはどんどん巧妙になり、ある専門分野の知識がふんだんに散りばめられていて、「どんでん返し」のアプローチも様々みたいですよね。(小説読んでなくても、ベストセラーが実写化された映画などで体験すること多々)

最近の作品と比較すると「物足らない」という人もいるでしょうが、この作品が書かれた昭和30年代後半・1960年代においては、とっても斬新で驚くようなものだったと思います。

私も、ラスト近くになって「え?」とページを遡って読みたくなったので、やはり完全に「やられましたぁ」感ですね。

 

 

ちなみに、

夕木春央さん「方舟」

 

こちらも最近読んだミステリーですが、同じく「どんでん返し」モノで、めっちゃ面白かったというか、やっぱり、ラスト近くになって「え?」とページを遡って読みたくなったの(本記事2回目)でした。

犯人に、劇中の人だけでなく、最後の最後に読者(私)も一緒に騙された感でした。

比較すると、「弁護側の証人」は……犯人は読者を騙そうという気がサラサラないというねwww →まあ、当たり前ですが…そういうことですよぅ

お~~っと、ネタバレしそうになるから、お口チャック☆彡

 

 

小説でも映画でも、誰かに「面白いよ~」と言われて期待値が上がり過ぎると、「そうでもなかった」ということはよくありますし、その小説が傑作かどうかを決めるのは個々で、基準はあくまでも「好み」の問題だと思います……が、どちらも私はとても面白かったです。

 

「弁護側の証人」の作者の小泉喜美子さんは1985年に51歳の若さでご逝去されていました。

読み終わるまで全然存じ上げない方だったのですが、いろいろ感じ入るところがあり、行間から、静かでかつ迸るようなものを感じていたのはそういうことなのかな~と思いました。

 

ということで、詳しい方、最近のおすすめミステリー教えてください~♪

 

 

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