こんばんは~
Minです
イタリアンデートの後、安住さんとはつかず離れずの距離感でした,,,,,,仕事に支障をきたしたくなかったので、職場ではいつも通りにしようと提案したのは私の方です。
時折、じっと見つめてくる安住さんに気づいてはいましたが、私は心を鬼にしてそちらを振り向きませんでした。
その分、プライベートでLINEをいっぱいしたい気持ちはありましたが、安住さん、連絡無精なのか、2.3日に1回くらいしかやり取りが進みませんしかも、私から連絡するパターンが多く、既読になるのは数時間後。
これがモテ男の作戦なのでしょうか?
だとしたら、作戦は成功です。
私はどんどん彼の沼に落ちていきました
彼に会いたい、もう一度話をしたい。
どんな人生を送ってきたのか。
これからどんな人と過ごしたいと思っているのか。
バツイチ子持ちであることも、マッチングアプリを駆使していそうなことも、歳の割にチャラいことも、見えなくなっていました。
まさに、恋は盲目
そんなある日、安住さんから珍しくLINEが入ります。
「Minさん、また飲みに行かない?」
舞い上がる私
駆け引きも忘れて、秒で既読にしてしまいます。
「はい!ぜひ」
ただ、その当時、世の中はマンボウが出ていて、早々にお店は閉まってしまいます,,,。仕事終わりに行くとすると、1時間弱で解散になってしまうかも。
「でも、お店がやってないですよね,,,」
うらめしやコロナめ
目に見えないその敵を、私は本当に憎たらしいと思いました。アラサーの貴重な時間を奪うなと。
私の怒りをよそに、安住さんはさらりと返信をしてきます。
「じゃあ、ふたりで部屋飲みしようか」
へ、部屋飲み
まだ、1回しかデートしてないのに?
やはりチャラい安住さん。
部屋で2人きりでいられるプランは魅力的ですが、会って2回目で部屋にいくのは早すぎます。
「部屋はまだ早いと思います」
自分で言うのもなんですが、私は自分のこういうケジメをつけるところ、結構好きです
今でもこの選択は間違ってなかったなぁと思います。
「そうか,,,俺、Minさんのこともっと知りたいんだよね。もっと距離を縮めたい。一緒にいたい」
思いがけず、安住さんの熱い想いを引き出してしまいました。キュンときましたが、ここでまた私は冷静になります。
「もっと知りたい」って,,,チャラい男が言う定番のフレーズでは?これって、体の関係になりたいってこと?
私の中の理性が、恋のキュンキュンにブレーキをかけます。
「安住さん、改めてお話したいことがあります」
そう打つと、珍しく1分以内に既読になりました。