公民館のためのデザイン
Amebaでブログを始めよう!
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 最初次のページへ >>

溜まり場のつくり方

公民館のロビーをいかにつくるか、建築学にとって積年の課題です。地域の拠点として人々が溜まりやすく、職員との適切な距離感をもった空間。

公民館だけでなく、世の中の様々なロビー空間が参考になります。

先日、品川駅江南口の品川フロントビルに行きましたが、ロビー空間としてとても魅力的な空間がありましたので紹介しますグッド!

専門店の並ぶ廊下の向かい側に、テーブルとイスとが置かれています。飲んだあと、ここで談話なんてことは考えにくいのですが、会社員の待ち合わせにつかっているのでしょうか、多くのOLで賑わっていました。

単なる廊下と比べて、賑わいの雰囲気がでていました。

公民館のロビー空間にも応用できそうです。

photo:01


iPhoneからの投稿

公民館の一貫した制度設計

最近、お仕事である自治体の公民館の制度設計全般に関するコンサルティングをさせていただいております。

地域の将来像に果たす公民館の役割とあるべき姿(36項目)を設定したうえで、条例、施行規則、行政機構の体制、上位計画への位置づけ、指定管理者募集の仕様書、施設内規、評価方法のそれぞれで規定すべきことを考えました。

とくに施設内規については、指定管理者と住民との委員会により決定していくことや、他の公民館の指定管理者(自治体の公社)と連携し、地域課題の解決にあたることなどを盛り込みました。

調査の中では、公民館の指定管理者としての実績のある民間企業数社のご協力もいただきながら、社会教育学の専門家のご意見を取り入れ、公平性を保とうとしました。



iPhoneからの投稿

公民館を送る会

公民館には地域の人々の様々な思いがつまっている宝箱。
そんな気持ちに、昨日は胸がいっぱいになりました。

photo:01



君津市上総公民館は、君津市に合併前の上総町が、まさに地域活動の拠点としてつくられた建物です。
今年度、久留里駅の駅前広場を含む一体的な開発と合わせ、新しい公民館がつくられることになり、40年に渡る役目を終えることになりました。

私は大学時代に調査に入ったことがあり、当時の職員の方から、この公民館が結婚式に使われたことや、災害時の避難場所として地域の生活を支えたこと、様々なサークルがここから生まれてきたことを学びました。この公民館には、素晴らしい館史があり、歴代の職員と住民の方々が一緒に綴りをまとめてきました。

そうした公民館に感謝し、お送りをしようと、設計段階で関わった建築家、長年勤めた職員、そして私の恩師(大学教授)とが集まり、小さなお別れの会をしました。

設計者と公民館職員との目線はずれることが多く、「使いにくい建物・雨漏りがする」とか、「建築の意図を分からず、ひどい使い方をしている」とか対立することが多くあります。私は、会の進行をする上で、この建築があったからどのようなサークルが育ったのか、まちづくりに何を寄与したのか、といった視点で話を進めてもらうことを提案をしました。

photo:02



例えば、上総公民館は、当時としては信じられない大きさのホールを持っています。また、その意匠は美しく、心躍るものです。たぶん、出来た当初は、青年団の青年達がフォークダンスをしたりして自由や恋愛を謳歌したのでしょう。また、政治集会などにも十分に使える大きさであり、地域政治への影響も与えたでしょう。新しい公民館を見学させて頂きましたが、ホールが少し小さく、今後活動が制限されることが予想されました。

現在、高度経済成長期に建築された公民館の建替えの時期に来ています。これまでの公民館活動と建築空間との関わりをきちんと整理し、次の建築に受け継がせることが重要だというのは、大学時代から変わらぬ僕の研究テーマです。もちろん、活動記録を残すだけでも地域にとって貴重なことですし、それすらも多くの公民館では出来ていないのが現実です。

でも、私は、建築についても同じように、これまでの使われ方を整理してほしいと願うのです。昨日、旧公民館の中を特別に入らせてもらい、たまたま竣工当時の手書きの図面をみつけました。奇跡だと思いました。ご一緒させていただいた建築家は、驚きと感動と当時の記憶が一度によみがえったのだと思います。

「この線は先輩の線です。鉛筆をするどくするどく尖らせて、きりっとした線を描かれていました。」

その言葉に全てが表現されているように思いました。その建築家は、当時新人で、この公民館の設計から建築人生をスタートさせました。先輩に教わり、職人に教わり、行政に教わりながら、この建築を通じて一人の人間が成長をしていった様子が目に浮かびました。

『公民館のデザイン』ついに出版です

公民館関係者待望の著『公民館のデザイン』が出版をされました。
教育学者、公民館職員、建築家からなる総勢41名と2年に渡り、議論を積み重ねてきました。

生活のワンシーンの中で、いかに公民館を活用していくか、まちづくりや福祉、教育、そして
建築とをどのように結びつけて行くか、一つの提案がここにあります。

私は、第3章第3節「施設づくりの指標」を担当させていただきました。ご拝読頂ければ光栄です。

『公民館のデザイン』
日本公民館学会編
税込価格: ¥2,500 (本体 : ¥2,381)
出版 : エイデル研究所
ISBN : 978-4-87168-478-1
発行年月 : 2010.12

公民館のためのデザイン

日本公民館学会監査を委託されました

2008年から2010年まで日本公民館学会にて監査を務めさせていただきました。
この機会に、監査として、会費の納入率向上に関する他学会の動向把握や、機器備品関係の
購入方法(リース等)の検討について事務局とともに考えてきました。

第9回に本公民館学会大会にて、引き続き2年間の監査役を委託され、受理しました。
今年度より、学会員の研究活動の促進助成が新規事業として採択されましたので、その助成が
出来る限り効果のあるものとなるよう、監査としても応援をしていきたいと考えています。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 最初次のページへ >>