「住宅を長く快適に暮らせること、住宅を持続可能な社会資産として、
次の世代に引きつがれていけるにはどうするか」は今の住宅業界で一番必要なことです。
皆さまもご存知の通り、日本ほど住宅を造る仕組み(構法)が多い国は他にありません。
極端には、住宅を供給する企業の数だけ仕組みがあるといっても過言ではありません。
国の進める施策も200年住宅に始まり、超長期住宅、そして長期優良住宅と試行錯誤が現実です。
「グリーン建築」には大事なことが3つあると思います。
もちろん耐震、耐火性、物理的耐久性などの住宅の持つべき性能はもとより、
大きな課題として【エコロジー】【エコノミー】【計画的維持管理】が必要不可欠だと思います。
グリーン建築には、建築50年後の構造躯体買取証明書があります。
その証明書があるからこそ、これと整合性をもつメンテナンスの仕組みが必要です。
そして「住まい手」の方には、事前にメンテナンス費用の準備時期が理解されていることが大事と思います。
これが中古住宅として流通される時の価値を決める重要なものとなるでしょう。
「グリーン建築推進協議会」を構成する「古民家鑑定士の有資格者」の方と共にメンテナンス手法を考え、
グリーン建築に賛同頂ける方を一人でも多く募り、一軒でも多くのグリーン建築を社会に送り出す努力。
是非共に考えましょう。今後共、宜しくお願い申し上げます。
(文書引用:グリーン建築推進協議会 平成24年度総会挨拶)