第8回古民家鑑定士講習&認定試験の会場探しで 福知山へ向かったときのお話です。
会場を案内いただいた時の担当の方に、試験内容を説明し、
古民家鑑定士の士業や古材の価値などを熱心に聞いてくださりました。
「こんな試験があるのですね~」
「古民家って築何年ぐらいなのかな?」
「私も、こ~んな大きな大黒柱がある茅葺きの家で育って・・・」
と両腕で抱きかかえるように 嬉しそうに話してもくださり
「炭で燻されて 竹も梁もいい色やったんよ~」
と気さくな男性で古民家話も弾みました。
そして・・・
「3年程前に解体してしまったんよ」
「ほんとは、再生して欲しかったんだけど 業者に邪魔くさがられて・・・こんな協会知ってたらなぁ」
と残念そうでした。
私も残念になりました・・・
古民家が解体された後、その多くは そのまま燃やされてしまいます。
炭素(C)のかたまりである木材が燃やされると 二酸化炭素が排出されます。
建築業から排出されるCO2量は 年間CO2排出量の過半数を占めているともいわれています。
全国の伝統資財の認知をもっともっと高めなければ、
京都府の古民家鑑定士を増やさなければと感じさせていただきました。
長い年月で乾燥された木材は、高価な伝統資財です。
木材は100年後が最も強度が増します。
そして100年以上、その強度を維持します。
【循環型建築社会の構築】に貢献していきたいと思います。
[京都府中丹勤労者福祉会館]
今回、福知山市で初の開催を予定しています。
たくさんの方に受講していただきたいと思います。
女性鑑定士も誕生しています。
古民家に興味がある方は是非参加していただき、ともに活動していければと願います。
厚生労働省認可 財団法人職業技能振興会認定資格
古民家鑑定士 伝統資財施工技術士
古材鑑定士 古材活用士 循環型民家解体士 伝統家具鑑定士