対話を通して気づいたこと・感じたこと

共感した部分/違いを感じた部分



「子どもでもない、大人でもない存在」——この中間的な立場が、子どもや親にとって「第三の心の拠り所」になるという考えに深く共感しました。

私がボランティアする冒険遊び場でも、「子どもでも大人でもない“ナナメの関係”」を大切にしています。


この価値観は普遍的なものなのだと再確認しました。「保育士でありながら、第三の居場所の担い手である自分」を見つめ直すなっちゃんが大切にしているのは、“家庭とのつながり”です。


子育てサークルも、そのつながりを生む場所のひとつではありますが、一方で、冒険遊び場は「その日、その場に来た人とだけの関係になること」も少なくありません。これからも冒険遊び場を継続していくうえで、私自身、考えさせられる点がありました。


たとえ短時間であっても、「ただ楽しかったね」で終わるのではなく、その子や親御さんのちょっとした表情や言葉から、その人の輪郭を少しでも知ろうとする。


もちろん関係を押しつけるのではなく、ちょうどよい距離感を保ちつつ、関わりの“質”を高めていくことが大切だと感じました。



子育て中の保護者へ伝えたいメッセージ


子育て中の皆さん、毎日お疲れさまです。大変な毎日の中で、窮屈に感じたり、楽しさが見出せなかったりする瞬間もあると思います。


そんなときは、ぜひ『なっちゃん』のような存在や、冒険遊び場、子育てサークルなど、さまざまな「第三の居場所」を検討してみてください。市の子育て広場が合わなかった方でも、他の場所では気の合う人や新しい視点に出会えるかもしれません。


すべての人に合う場所をひとつでつくることは難しいですが、多様な居場所があることで、誰かの“救い”になれると信じています。私自身も、「孤育て」から一人でも多くの人が解放されるよう、これからも活動を続けていきたいと思います。


中間の存在としての「自分たち」の役割を広げていくために必要なことまずは「行動すること」そして「発信すること」。


この2つを、何度でも試行錯誤しながら繰り返していきたいです。さらに、同じように活動している人たちとつながり、学び合いながら、一緒に「みんなで互いに育ち合う」社会をつくっていけたらと思います。