家に着くと早速第一子が動き出した。
第一子「あかちゃん、第一子(自分の名前)があっこしておうちにはいる。」
夫「第一子が運ぶの?それはちょっと危ないんじゃないかな?赤ちゃんは首がまだ安定してないし、もし落としたら頭怪我しちゃうよ。1回怪我するともう元には戻れないんだよ?」
夫が第一子の説得を試みたが、第一子の意志は固かった。
第一子「やだ!第一子があっこするの!」
夫「わかった。じゃあ、パパと一緒に赤ちゃんを運ぼうか」
第一子「やだ!ひとりであっこするの!」
まさかこの十数分の短時間で、ここまで第二子に関心を示すとは思わなかった。
急に芽吹いた「兄」への自覚を抱っこという形で表現したかったのかもしれない。
夫がメインで赤ちゃんを抱いて、第一子が手を添える形で運ぼうと試みたが、第一子は赤ちゃんを自分で抱こうとし、ワタワタとしていたため、私も思わず手が出てしまい3人で赤ちゃんを支える感じになった。
玄関先の正面に車を置き、玄関までは短い距離になっているのだが、真下はコンクリートである。
一悶着はあったが、最終的には第一子がメインで、夫がサブのような形で玄関まで運んだ。
第二子への感心が強いのはありがたいことだが、スタートからこんな感じで大丈夫なのか…。
これからは、第一子が怪我への予測ができずに、第二子が怪我する場面が多くなることを考慮して、行動しなければならないと強く感じた。
2人一緒の時には目が離せなくなるな。
その後、家の中でもしきりに第二子を抱こうとする第一子に、赤ちゃんの抱き方を教えたりもするのだが、気づくと頭を支える腕が下がってしまう。
3歳の細い腕で支えるのは1,2分が限度であった。
YouTubeを観ては、第二子を抱こうとし、またYouTubeを観て第二子をすべり落としそうになる。
完全に第二子を「人形」扱いしていた。
まぁ、でもここらは正直想像できた。
こうやって、兄弟としての日々を少しずつ重ねていくのだろうとワクワクした。
第二子誕生で第一子はどんな反応をするのか 終了