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歓楽の家 (アメリカ女性作家 名作ギャラリー)
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大好きなこの本、でも悲しいので読むのに元気がいるの。
久しぶりに読みたくなって、元気をためて、
初めて読んだ時から、古本屋さんで探しているんだけど
みつからないから、また図書館で取り寄せてもらって
読みました。
両親を亡くした、リリー・バートは、
厳格な伯母の世話になっている、
美しさの誉れ高い娘であったが、
10年来、パーティーに明け暮れ、年齢は29歳、
収入源は伯母が気まぐれにくれる不定期のお小遣いのみ、
十分すぎる額をもらっているはずなのに、
贅沢が好きで、お金持ちの友達との付き合いにもお金がかかり、
それを取り返そうとカードゲーム(ギャンブル)にも
手を出して、また手ひどく負けて…
母親からの洗脳ともいえる教育によって、
美貌を武器に、より「良い結婚」を目指すけれど…
初めて読んだときは、
伯母さんが意地悪だなあ…と思ったけれど、
今回は何故か伯母さんの気持ちが良くわかるというか、
言い分はごもっともだし、
大事な時に知らんふりしているような娘は…
と言う気持ち、
それをああいった形で表現したくなる思いも理解できる。
また、前回、
「セルデン、セルデン!言ったら可哀想だけど、
やっぱりどうして?って言いたくなる!」と思ったけど、
今回じっくり読んだら、
セルデンは何度も一生懸命やっていた!
それにセルデンが「もし、そうならそれはしないはず」
と思って、深く傷ついた気持ちも…
セルデン、この間は、責めてごめんね。
ラストの、
セルデンに会うところ、
そして、偶然昔交流のあった女性に会うところ、
電車の中で読んでいたのだけれど、
涙が止まらなくなり…、
向かいの人が「泣いてるなあ…」と言う顔で
見てるんだけど、
しょうがない!そうだよ、泣いているんだよ。
良かったら貴女も、読んでみたら?
あ~ぁ、この素晴らしい本、
なんとか復刊しないかな~。
