『うっ······😢
ううっ······😢』
はいはい。
もう分かったから。
ごめんだよ。
本当に、ごめん。
君がそんなこと考えてたなんて、氣づかなかったんだよ。
わたしも、悪氣はなかったんだ。
まだ君が、あの時のことをそんなに引きずってるとは思わなくて。
だから、本当にごめん。
許してくれないかな。
『·······😢』
でも君って、どうしてそんなにそのことにこだわるの?
わたしにとっては、もうずいぶん前に終わったことだったんだけど。
むしろ、当人であるわたしの方が忘れてるくらいで。
『マスター。
あれはね、怒っていいところだと思います。』
うん。
そのこと、あの時も君に言われたよ。
『マスター。
怒らないんじゃなくて、怒れないんです。』
うん。
それも、その時言ってたよね。
『バカにされてるんですよ!
なんでそんなこと言われなきゃいけないんだって、怒らなきゃ。』
うん。
そう、だよね。
『マスター。
怒れないっていうのはね、自分に何かしら、怒っちゃいけないって制限かけてるんですよ。
自分なんかが、怒っちゃいけないっていう制限をね。』
うん。
『分かってますよね。
その原因になることも。』
うん。
分かってるよ。
『だったら、本当に今日こそは怒るべきでした。
あんな言い方、お客さんにされて、どうして苦笑いしてるのかって。
見ていて本当にイライラしました。』
うん。
『自分を大事にしていないから、自分を大事にしない人が現れるんです。
お客さんだから、っていう理由は、関係ないですからね。』
うん。
分かってる。
けど。
分かってないからこうやって、君に叱られてるんだね。
『······
もう、いいじゃないですか。
そこまでお客さんに、氣を使わなくても。
マスターは十分、お客さんのことを思ってますから。』
うん。
『まだ、わたしに怒られたいですか?』
いや、そんなつもりは····😅
「マスター。
ちょっといい?」
おや、君も参戦かい?
「その呑氣さが、彼女の心にさらなる火をつけること、分かってます?」
あ、アハハ😅
『マスター。
もうそろそろ、自分のこと大切にしてくれてもいいんじゃないですか。
誰かのために。
その人生観も、悪くないです。
でも、やっぱり、自分が一番大事。
それは、譲っちゃダメですよ。』
そう、かぁ。
分かってるつもりだったんだけどねぇ。
「マスター。
もうさぁ、鈍いのにも限界あるんじゃないかなってことだよ。
氣づけないんじゃなくて、氣づかないようにしてるっていうブロックが働いてるんだよ。」
『そう、それ!』
「自分を守ろうとしてるというか。
怒りたくないのは、過去の自分が置いてきた感情と向き合うことになるからでしょ。」
······
『人の言い争いが呼び起こす、猛烈な寂しさ。
自分というものが、どこか置き去りにされて過ごしてきた過去。
そういったものが脳裏に呼び起こされてしまうから、無意識的に争いを避けてる感じがするんだけど。』
痛いところ、ストレートに言っちゃうのね。
『ごめんなさいね!
もう、抑え効かないから!』
はいはい。
「マスター。
終わったことだよ。
終わったことにしようよ。
確かに、寂しかったし辛かった。
こうして、無意識に蓋してきたくらいだから。
でもさ、よく見てよ。
今もその争い、続いてる?
そうじゃないでしょ。
時代も、場所も、人も変わって、マスターのこと大事にしてくれる人たちが周りにたくさんいるじゃん。
愛が、そこに溢れているでしょ。
もうさ、自分を出してもいいんだよ。
怖がらなくてもいいんだ。
むしろ、出せって言いたいくらいだよ。
マスターは、一人じゃない。
そして、ひとりぼっちじゃないから。」
うん。
そうだね。
自ら、ひとりぼっちを演じて、いまだに自分を守ろうとしてた。
そして、過去の自分をまた引っ張り出して、理不尽から身を守ろうとしてた。
もう、やらなくていいんだね。
『また、怒られたいですか?』
いや、もういいかな。
「それなら、ちゃんと伝えてくださいよ。
怒りに蓋をしないって。」
うん。
分かった。
わたしは、怒りたい時に怒る。
「そう。
それ。
それでいいんですよ。」
うん。
そうするよ。
『あ~っ、もう!
なんか、おいしいところ持ってかれた感じがして、イライラするわぁ!』
そこで!?😅
『マスター、残ってた最後のチーズケーキ、わたしに奢ってください!』
はいはい。
それで君の氣が済むなら安いもんだ。
「え〜、マスター、そこは怒らないんですか?
店のもの、タダであげちゃうんですよ。」
物は、また作ればいいんだし。
自分のプライドは、自分にしか守れないからね。
チーズケーキ奢ったくらいで、わたしのプライドは傷つかないよ。
『え、じゃあ。
そこにダージリンティーもつけるとかは?』
あのねぇ🤨
「おっ🎵
マスターの顔が若干、怪しげだぞ😁」
『·····チーズケーキに、アイスクリーム添えて、とか。』
君たち。
わざと怒らせようとしてるのはバレバレだからね。
「やっぱり?🤣」
『そこは鈍感じゃなかったわ🤣』
今が一番、イラッとするよ······