パニック障害を発症したのは10年前、独身で仕事をしていた時だった。夜勤が多く、通勤時間も長く、慢性的に睡眠不足だった。 

自分に自信がなく、仕事に関しては、いつも間違いを犯していないか、ちゃんとやらなきゃ、誰かが不快な思いをしていないか等、気を張っていたように思う。パニック障害になる少し前からは職場で大勢の前で発表する時、動悸がして、ちゃんと発表できなくなることもあった。

ある夜勤の日、急に動悸がし、頭の中がグワーッとして、息苦しくなり、死ぬんじゃないかという不安に襲われた。怖くて誰かに電話しようかと迷っている間に、スーッと動悸、息苦しさ、不安は消えていった。

その日以降、電車に乗っている時、また同じ症状が出て電車から出たい衝動にかられ、次の駅で降りることが度々あった。

テレビを見ていたり、本を読んでいて、急に苦しくなることもあった。寝て起きると、いつもびっしょり汗をかいていた。

パニック障害についてはちらっと知っていたので、これはそれかもしれないと思い、近くの心療内科へ行き診断を受ける。  

ジェイゾロフト25mgを飲んで、割とすぐ症状は落ち着き、同じような生活をしていても症状は出なくなった。

その後、何の疑問も持たず、ずっと同じ内服を5年位続けていたのだ。

そこが大きな間違いで、その後ひどい鬱になる原因にもなってしまうのだった。


因みに現在はたっぷり睡眠。栄養もしっかり摂って、規則正しく生活している。
これから鬱予防にいい栄養が多いと言われるクルミをつまもうと思う。