こんばんにゃん!


昨日の仕事場での出来事です。

スカート丈つめ依頼のお客様が来られました。

「娘のものなのですが、2,000円以内であればお願いしてと頼まれまして…」と。

価格表ではどれだけ安く見積もっても2,750円。

その旨を伝えると、「足りない分は私が払いますのでお願いします」との事で伝票を書きながらお話ししていると、「娘と孫が熊本から下道を通って帰ってきましてね、疲れ切っているから私が持ってきました」って。

「熊本からですか?地震は大丈夫だったのですか?」と伺うと、「家の中はめちゃくちゃで、10年前もそうだったんですよ」と。

私は伝票を書き換えて、1,980円とし、「少しばかりですがお見舞いとさせて下さい。」と言ってレジを打ちました。

「ありがとうございます。せめて2,000円をお釣り無しでお支払いさせて下さい、娘にも伝えておきますね」と言って帰っていかれました。


勝手に金額をかえたり、人の話を簡単に鵜呑みにしたりするのは良くない事だと十分に理解していましたが、その分、腕で補えば良しと自分の懐に落とし込みました。


そして今日、娘さんが引き取りに来られ、お見舞いをお伝えすると、お礼と共に「高校生になる娘がいて10年前の地震がトラウマになっていましてね、精神的にまいっているんです」と話して下さいました。

なんて可哀想なんでしょう。胸が締め付けられる思いがしました。

ただお母様の目がとても前向きだった事に母親としての強さを感じて、尊敬の念を抱き、大きな勇気を頂きました。


この一連の流れで今回の地震を振り返ってみました。鹿児島市も大きな被害はなかったもののかなりの揺れでその日は帰ってからも体が揺れて気分が悪いほどでした。

あれからだいぶ日が経ちましたが、会社からは何の言葉もありません。

大きな商業施設の中で働いている事、揺れも酷かった事を考えると、私が上司であれば「大丈夫でしたか?」「いざという時の避難の仕方を再確認しておきましょう」くらいの連絡は最低でもしたと思う。

だから余計に、いつも売り上げた現金の入金についてだけは細かく確認してくる事に会社としての在り方を残念に思いました。


私はいつも思っている。

現場を知らないものはトップとは言えない。

現場まで足を運び現状を把握し、そこで働くものを労い、意見を出し合いながらより良い現場へと改善させていく。

それが会社のあるべき姿だと。


私はある会社に所属していて、親族が経営している別会社に派遣されているわけなんだけど、そこの社長はかれこれ5年ほど店舗に来た事はないようだ。他には経理が3人いてその中の一人、絵に描いたようなお局様が昔ながらの計算方法(パソコンも打てない方、月末〆の報告は10枚程のFAXを流さないといけない)で、現場がどれほど大変なのかが全く理解できていない。


熊本のイオンでは、売上げ金をうつす指示を受けて亡くなっている。そのニュースを聞いた時、真っ先にお局様が頭に浮かんでゾッとした。

同じ状況だったら、きっと同じような指示を受けただろう。


私はこの会社に派遣される前に、一人で本社に行きました。引き継ぐにあたり、ほぼほぼ説明もなし。あと裁縫とは別に、山のような経理をしないといけない事に驚いたからだ。

今時、大量の手計算と同じ事を何枚も書かないといけない事に納得がいかなかった。

こうすれば資源の無駄使いも無くなるし、無駄な残業も減るはず、さすれば会社の利益にもなると、意見書を書いて何枚もコピーして、会社幹部を一テーブルに集めて話し合いましょうと、なかば強引にその席を設けました。


派遣先の社長と御局様は現状でゆるく働いているので、それはそれは嫌な顔をしていましたが、私が所属している会社の会長は、このグループ会社のトップオブザトップだった事もあり、また、全面的に私に協力する条件で今の店舗に行く約束をしていたので、この提案を押し切ることができました。


私の後ろには何百人という現場の仲間がいるとの自覚をもっていたので、おそらくその気迫は伝わったと思います。

皆んながよりよく働けるように、会社を好きになるように、後継者に良い職場だよって言えるように、お客様に喜んでもらえるように、そしてこの仕事を生業とする事に誇りをもって欲しかった。

中には、「ズカズカと本社に乗り込んで行ったらしいよ、図々しいね」とあざ笑う者もいるようだけど、何一つ気にしていない。


そんな事より、同じ店舗で働く同僚とは、お互いをリスペクトし合い、補い合い、切磋琢磨しながらやれているし、お客様も増えて、リピート率も高い。毎月の売り上げもほぼほぼ前年度以上の結果を出している。判断と、行動と、結果が結びつく方がよっぽど大切なんだもの。


お寺さんから頂いたカレンダー。

「変わりゆく私を支える変わらない願い」

この言葉をしみじみと読み返す事でした。


さて、会社の愚痴はこれでおしまい。

これからは、真に変わらぬ願いを支えに、自分自身と仲間と現場で触れ合う人々を大切に、邁進してまいります。

あわよくば会社の幹部もそうだなぁ〜と感じてくれればいいなと思っていますが、期待しません。

それぞれの生き方があるし、行動と結果は比例しますから。


長い愚痴にお付き合い下さり、ありがとうございました。


お口直しにお花をね。

お手入れした分、綺麗に咲いてくれます。


それではまたお会いしましょうね。



熊本のプロ友さんと同様、はちボラの皆んなが心配でした。この大変な事態の中、必死にアップしてくださったブログです。高野さんの魂の言葉です。

とても他人事とは思えません。

できる事は協力する、あるいは我が身に置き換えて身の回りの命に気を配る、そして祈る…

どうぞ、ご一読ください。

よろしくお願いします。


こちら鹿児島県薩摩地方より、

昨日の地震による被害はなく、身近な者は皆無事です。

もちろん天ちゃんも。



この度、熊本のイオンが大変な事になっています。
すでに亡くなられた方へ、心よりご冥福をお祈りしますと共に、被害に遭われた方々へお見舞い申し上げます。

私も大きな商業施設の中で働いているので他人事ではないと恐怖を感じました。
当時の状況をお話ししますと、
突然けたたましく携帯の地震警報が鳴り響き、その1秒後には大きな横揺れが始まりました。
私はちょうどユニフォームにゼッケンをつけるためのスナップホックを縫い付けているところで、下を向いたまま長い揺れに耐えていたので、おさまったころには車酔いみたいに吐き気がしました。しばらくして余震が。ミシンの下に潜り込み目を閉じてまた耐える。体がまだ揺れたような気持ち悪い感覚は寝る時まで続いていました。

揺れの直後、家に居た兄に安否を確認。
「大丈夫だよ、鉢も倒れていないよ」と。
「鉢はどうでもいいのよ、自身と、天と、家は大丈夫なのね?」
「うん、問題なし」
という事でひとまず安堵しました。

帰り道、何台もの消防車が北へ走って行きました。帰りついてTVをつけて熊本の状況を知り、応援に行ったのだと理解しました。

熊本のプロ友さんは無事でした。
交通規制が入り、物流もしばらく止まるかと。
心配です…
消防、警察、自衛隊の皆さまにおかれましては、
最大の敬意をはらうと共に、危険を伴う救助作業の中、二次被害がない事を切に願います。
ライフラインがストップして、猛暑の中、多くの方が辛いおもいをされているかと思うと、何か出来ないものかとはがゆくなりますが、まずは情報を収集し、余震に備える事とします。
頭の中では天ちゃんを救う、この一点を繰り返しシュミレーションしています。

皆さま、どうか、どうか、ご無事でいて下さい。
必ず生き抜いて参りましょう!