西部邁先生追悼 | 衝動記

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自分の心の中の衝動を文字や文章にして表してみました。

●評論家・西部邁さん死去、多摩川で自殺か 78歳

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180121-00000512-san-soci

 

西部邁先生がお亡くなりになりました。先生のご冥福をお祈りいたします。

僕は、西部先生が塾長の表現者塾に通っていました。そこで講義や二次会で先生の言葉を直接聞く機会に恵まれて、何度も先生から怒られながら、笑顔を見せながら、言葉を聞いてきました。

その時のことを今でも覚えています。

表現者塾は残念ながら三期で終了してしまい、それ以降先生と直接お話しできることは減りましたが、数少ない機会で伺う話は、機微に満ちて知性に富んでいました。先生は歌が好きで酒席で歌う事も多くきれいな歌声を聞かせてくれたこともあります。先生が「僕ね、歌を歌うのは好きだけど、カラオケは嫌い」と笑顔で言ってたことを覚えています。

そして、忘れられないのが二期表現者塾が最終講義の時です。講義の後に二次会でいつものように先生を囲んで議論をしていたときに先生が「青年たち!できることからやれ!」とお話しされました。

この言葉を聞いた時に僕はそうやって生きていこうと思い、今日までやってきました。

まだまだ先生に胸を張って、先生に言われたことをやってきました!と言えないけれど、先生にその言葉伝えることができなくなったのは何よりも悔しいし、悲しいです。

先生、僕がいつか先生のところに行くことになったら「僕はできることをやってきました」と胸を張って言えるように生きていきます。

そして、我が国を見守っていきますし、あぶない方向性に向かうことには、負けることがわかっても抵抗をします。それは先生がご存命の間、やってこられたことです。

今度は僕たちがやる番です。

先生、どこかで歌いながら見ててください。