陽光 | ハルノウタ

ハルノウタ

さよならのかわりに

もしもあなたが光をくれたのならば

あなたの夢も私の希望も叶うのでしょうか


理想はどこまでも高く現実は果てしなく

絡み合ってもつれ合って遠くなっていく


あなたの為だと言って捧げた人生も今では

誰もいない穴ぐらの中で蠢いているのです


運命だとか曖昧な甘いフレーバーを振りかけて

お好みの未来は手に入れたのかい?


私はずっと手を広げて待っているのに

何処かの誰かさんは見て見ぬフリでさ


きっと好きなんていったって届かない


君のためになんていったって響かない


いつまでも堂々巡りの輪っかの様に


重ならないのは運命ですか


あなたの為に生きているつもりが

いつの間にか自分のためになって


私はいつの間にかいなくなってた


そして


あなたはあなたの為にこれからも生きるのでしょう


眩しい陽の光の先へ