こんばんは。イルカママです。

私自身ジェンダーについて特に勉強をした事がないのですが、私個人は今までの生きてきてあまり女性蔑視を感じた事がないんですね。でもそれは私が当たり前に感じてしまいただ気づいていないだけなのかな思ったりします。

以前キリスト教の聖書を読んだことがあるのですが、イエスキリストがいた時代今から2000年前の話なのですが、不倫の現場を取り押さえられてしまうのですが、石打ちの刑にあうのは何故か女性だけ。男性だって同罪だと思うんですけどね。2000年前から男女差別は当たり前にあったのですから本当に根深い問題だなあと思ったりしました。

また三浦綾子さんの歴史小説の「ガラシャ婦人」という本を読んだのですが、(大河ドラマで麒麟がくるであしだまなちゃんが玉子役をやったようです。)、ガラシャ夫人のお姉さんがお嫁に行くときにガラシャ夫人に「死ににいくつもりで結婚する。」と書いてあり、今現代も色んな形の結婚はあると思うのですが、死にいくつもりで結婚する人はあまりいないのかなと思い当時の女の人は大変だなと思ったりしました。以前女優の杏さんが三人の子育て大変だなと思った時、戦国時代よりはましとおっしゃっていたのですが、ガラシャ夫人を読んで「確かに!」と思ってしまいました。

また料理研究家の辰巳芳子さんのお母さまである辰巳浜子さんの自伝を読んだことがあるのですが、浜子さんが新婚旅行から帰ってきてお姑さんに挨拶をしに行ったときに「あなたはただの嫁でしかないのだから、玄関からはいるな。これからは勝手口から入れ。」といわれ私がこの時代の女性だったらメンタルもたないなと思ったりしました。

でも先人たちが沢山声をあげてくださったから現代女性は少しは生きやすくなったのかなと思ったりします。だから声をあげるって本当に大切だなあと思いました。

所で日本で3番目に女医さんになった高橋瑞子さんという方がいるのですが、とても魅力的な方で、嘉永生まれの方なんですが、当時は女には学問はいらないと言われいた時代、一度結婚した後離婚して、産婆になるのですが救える命に限界を感じ医師を目指すんですね。そしてお産婆さんの仕事をしながらお金を貯めて当時医学部は女子には開かれていなかったのですが、直談判をし入学をするのですが、勿論紅一点の瑞子さん。また彼女は大柄で化粧っけがないのが原因かは分かりませんが他の医学部の男子学生にそうとういじめにあったそうです。

でも高い志と使命感に燃えていた彼女は浸食を忘れて猛勉強をします。時に骨の標本を観察しようとしたら、男子学生が貸してくれないので、夜に墓場に行って骨をほりだし洗って用いたという逸話もあるくらいです。また資金面で苦労した瑞子さんは勉強の傍らあらゆうる内職をし自力で生活費と学費を捻出しました。本当に苦労して頑張って医学部を卒業し晴れて医者になり本当に努力家の瑞子は人望があり開業する時には沢山の医師が開業祝いに駆け付けたそうなんです。

開業後の彼女は困窮者からはあえて診察料を取らず米を持たせて帰らすこともあったそうです。また金持ちからも必要以上に診察料を取ることもなかったそうです。

医師になった彼女は機能的ということで、髪の毛は五分刈り、そして男装をしていたそうです。写真を見た事がありますが、西郷隆盛さんぽかったです。

私は瑞子さんは本当に自分の幸せの為に全く生きていないというか、本当に使命感に燃えて働いて本当にすごいなあと思いました。

でも思うんですけれども、幸せって自分の幸せを追及する生き方よりも誰かのために生きる生き方をしている時のほうが案外幸せだったりするんじゃないのかなあと思うのですが、だから苦労も多かったけれどもマインド的にはとても幸せだったんじゃないのかなあと思いました。瑞子さんは女性としての枠にとどまらない人間として素晴らしい方だったのかなと思いました。

 

また何をもって男らしさ、女らしさ、というのかは分かりませんがその人のキャラクターを尊重するのが一番いいのではと思います。また相手の背景に思いを馳せて、思いやりを持って接するのが大切なのかなと思いました。

それでは今日はこの辺で。長文を読んで頂きありがとうございました。