2021/7/4 参拝ブログ

  廣峰神社 (兵庫  姫路)



姫路護国神社

射楯兵主神社


の後、姫路の駅前から車で廣峰神社へ。




タイムズのカーシェア、

全然違う目的で登録したものの、遠い場所の神社に行く時によく使います。



いつも姫路駅前のタイムズから1台お借りして、車で25分ぐらい。




射楯兵主神社の楼門前の道をひたすら北に。




うねうね山道を進み、廣峰神社の駐車場へ。

駐車場のまわりは、街中ではあまり見かけない緑が広がっています。




駐車場から参道を歩いて7、8分で着くんですが、


左の提灯があるところが参道。
ですが、この右側の山道へ。


初めて参拝させて頂いた時から、その前に
手前山側にある天祖父神社を先に参拝させて頂いてから、廣峰神社に向かっています。



数日前に雨が続いたこともあり、しっとりとした木々の感じ。

自然の中の茅の輪くぐりのような山道を進んでいきます。



妻は、キノコや苺を見つけて楽しそうでした。

自分はこの緑の輪くぐり的な感じが気持ちよく
登っていきます。


深い緑が、どこか異次元にタイムスリップさせてくれたような気にさせてくれるほど、別世界を見せてくれます。


石垣が見えてきたら、そこがもう天祖父神社。


本当にひっそりとした神社です。


御祭神は、
伊弉諾命、伊弉冊命、天照大御神


磐座が2つ。
そして、奥に神仏集合の名残があります。



そこから道なりに行くと廣峰神社の前に。

このあたりは旧社家の跡地がそのままになっていたりします。



廣峰神社。

734年、吉備真備により白幣山に創建。
972年、今の廣峰山に遷座してきたみたいです。


手水舎。

手作り茅の輪が浮かべられていました。



堂々たる随身門。

876年、畿内外に10余年にわたり続き、死人数知れずと言われた疫病を鎮めた牛頭天皇。

今年は、そんな牛頭天皇に夏越しの大祓いをして頂こうと茅の輪をくぐり参拝。


桜井識子さんは、こちらで牛頭天皇と会われています。
今いらっしゃる神様は牛頭天皇様なんでしょうね。

ただ、

正殿に主祭神
素戔嗚尊・五十猛命

左殿に
奇稲田姫尊、
奇稲田姫尊の親神である足摩乳命・手摩乳命

右殿に
宗像三女神・天穂日命ほかホツマツタヱでいわれる出雲系のお子神が祀られています。


自分個人的には、このあたりは五十猛神とご縁のある場所だったのではないかと思っています。

吉備真備さんが白幣山に社を建て、廣峰山に遷座する前は、出雲系の埴師の方々が、祖先をお祀りする山だったのではないでしょうか。


射楯兵主神社も、もともと近く飾磨郡の山に五十猛神を祀られていたところに社を創って、大国主神を併せて祀っています。




本殿。

自分的にこちらの神事で興味があるのは、
秋に行われる御柱神事というもの。


11月15日、当日の早朝、社殿の前に高さ5mの柱を建て、大神様の降臨を祈るというもの。

夕方にはその柱に火を灯し、お焚き上げの神事を行います。



射楯兵主神社の置き山神事というのは、山から離れているため、
同じくそれを山に見立てて、そこに神様を招いているのだと思います。


地養社、
蘇民将来のお社。


御神木の息吹木。
千年松とも呼ばれています。


小さな実?がクリスマスのイルミネーションを思わせる感じで、緑の中に、さらに色を添えていました。


自分は、不思議と出雲系の方々を祀られている神社に行く機会が多いです。
播磨の土地に出雲の方の縁のある場所が多いのもありますが…。

ちなみに、この廣峰神社に近々行きたいな、と感じたのは、保久良神社に行った時でした。

磐座や山、自然、
なんとなく、それらに手を合わせたくなる感じ。



次回は、さらに奥に。
吉備神社・荒神社に参拝。

牛頭天皇、陰陽道を少し触れていきたいと思います。



続きます。