飲食業で働いていた時のエピソード。


人のために尽くす、

組織、チームのために尽くす、


そんな人の間での


「尽くす、和す」


に葛藤したエピソード。


神社巡りのブログの箸休めにつまんで頂けたらと思います。



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テーマの角度を少しずつしぼりながら何回かに分けて綴っていこうかと。


まずは、「才能は笑顔の奥に」


の話。


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「あなたの才能は、どういったものですか?」



この質問に答えられる人って、世の中に何人いるんですかね。



と書いている自分も、細かく答えられるかというと……。



ただ、これだけはと思っていること…



必ず、その人その人、1人に1つずつ、

その人だけの才能を持っている


ということ。



これは、自分が初めてcafeで店長をした当時のエピソード。





お店は順調に軌道に乗り出してきた頃、

自分を支えてくれるアルバイトスタッフを前に、ふと頭によぎりました。



「自分はこの子達に、この先、何を伝えていくんだろう」



そんな時、ある日の仕事中、


一生懸命だけど、少しドジっ子な新人スタッフMさん、

そんなMさんが常連さんに声をかけられて、笑顔で対応しているのを見て、ふと思いました。



あれ、あのお客さん、あんな笑い方しはるんや。



いつもスッとスマートに会釈はしてくれるが、普段はクスッともしない真面目なおじさん。


性別?自分は男やから?


いや、他のスタッフにもあんな笑顔を見せてるとこ見たことないな。


Mさん

もしかしたら、すごい?

ていうか、自分、もう負けてる?



そう思った瞬間、何か教えなければと上から目線になっていた自分に気がつき、



「あー違うわ、この子達にはもう持ってるものがあるやん、

自分はこの子達が笑える環境を作るだけでいいやん」


新人のスタッフさんの笑顔に気づかされました。


自分はこれを機に少し楽になり、店長という仕事を楽しめるようになるきっかけでもありました。





自分が伝える「ありがとう」の笑顔、


となりの人が伝える「ありがとう」の笑顔、


きっと伝わり方が違うと思います。




それは、どちらが良いとか悪いではなく、


その人の味というか。


個性というか、


その人の笑顔が醸し出す雰囲気、オーラ。


他の人には、絶対マネの出来ないわけで。



自分はそれが、その人の唯一無二のもので、


その人らしい自然な笑顔には、その人の才能が宿っている。



自分は、そんな風に考えています。



「才能は笑顔の奥に」


そんな感じの話を少しずつ…










※写真は、本文と関係ありません。


1枚目:鹿島神宮、御手洗池

2枚目:広峯神社、狛犬さん