<孔子語録>
◉「巨(しん)は君に事(つこ)うるに 忠を以(もっ)てす」
主君につかえるばあいに、大事なことは、
忠、すなわち真心をこめてすることだ。
社会は、その組織上、上に立つ者と下でつかえる者とがある。
下の者は、真心をこめて上に立つ者につかえる。
このことが失われたら、社会も、個人もうまくいかない。
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◉「既往(きおう)は咎(とが)めず」
その人の過去にどんな過ちがあろうと、
いつまでもそれをとがめだてすることはよくない。
できてしまったことをあれこれというな。
やってしまったことを、こうすればよかったなどというな。
他人に対してばかりではない。
自分の過去にくよくよするのも、決してプラスにはならない。