はじめに | 「米吾」オフィシャルブログ

はじめに

みなさま、こんにちは。



この度、「株式会社 米吾」 では、オフィシャルブログを立ち上げることになりました。ホームページ に載せきれない事業や商品への熱い想いを、ライターとして、そして米吾商品のファンのひとりとして、皆様にお伝えしていきたいと思います。どうぞよろしくお願いします。



私が「米吾」 を知ったきっかけは、看板商品でもある「吾左衛門鮓 鯖」 をある訪問先でご馳走になったこと。それまでの私にとって“おいしい鯖鮨”とは、和食屋さんの締めでいただくものでした。ふっくら肉厚で脂の乗った鯖、ほどよく押された寿司飯、その美味しさに目覚めたのは約10年ほど前、渋谷のある和食屋で、でした。鯖鮨とは、こんなにおいしいものであったのかと小躍りし、しばらくは弁当屋や物産展などでも注目していました。焼き鯖鮨のブームなどで目にする機会は多かったのですが、あの感激をよみがえらせてくれる商品は少なく、残念な出会いが重なるうちに熱はみるみる冷めていってしまいました。



久しぶりに銀座で美味しい鯖鮨をいただき、かつて昔を思い出していた時に「米吾」 さんの商品を口にすることになりました。なんとタイムリー、いま思えば「運命の出会い」としか言いようがありません。



約束の少し前に到着した取引先で、前の打ち合わせが終わっていなかったことから、私は少し待つことになりました。すると、「お土産にいただいたので、どうぞ」とお茶と共に鯖鮨を出して下さいました。洒落たお茶受けです、数々の苦い経験から特に持ち帰り用の鯖鮨にはそれほどの魅力を感じていませんでしたが、これは見た目に鯖が肉厚。気になって口に運んだ後で、口をついて出てきた言葉は…



「何これ、美味しい!」



鯖は肉厚なばかりでなく、酸味がまろやかで食べやすい味付け。下手につかめばほろりと崩れるほどのほわっとしたご飯の押し加減も絶妙で、鯖とご飯が口の中で見事に合わさり調和します。それは今までの私の持っていた持ち帰り鯖鮨の概念を打ち砕きました。訪問先は馴染みでもあったため、キョロキョロと辺りを見回すと、どうやらその商品が入っていたらしい箱を発見。その箱に書かれていたのが「吾左衛門鮓 鯖」 の文字でした。打ち合せ用に開いていたメモに控えて、帰宅後は早速インターネット検索です。



「米吾」オフィシャルブログ

HP 発見、そこには商品や、関連の仕出屋さんやホテルの紹介がありました。東京でも買えることも判明し、中でも東京駅は日常の行動半径内に入るため、行った時には常にチェックをしていました。変わり種の「燻し鯖」 をいただいてみると、添付のオリーブオイルやペッパーとの組み合わせ、ワインを誘う味と香りが面白く、持ち帰りであるなしに関わらず鯖鮨そのもののイメージを一新するものでした。新発見にまた心をつかまれ、今回のマイブームはまだまだ続きそうです。



そんな私が、このブログを書かせていただくことになったのは、この追っかけぶりを認められてのことかもしれません。鯖鮓シリーズのみならず、「米吾」 の魅力をまるごとお伝えしていけたらと思っています。