所謂 K‐POPの公演は初体験。京セラドームは施設としては少々年月を感じたが、

公演そのものは3時間半近くの時間があっという間で楽しかった。

二日目ということで公演のセットリストもしっかりメモっていった。

9月だというのに最高気温が35度近く。全く外に出たくない気温。来週なら4度程は下がるらしい。来週の東京ドームはちょっとマシだろう。

ドームの中は冷房がミスト状に煙?っぽくて幻想的な雰囲気がいい。

生の彼らは豆粒ほどで遠視の私の目でもさすがに表情は大画面のパネルで確認するしかなかった。それでも生の姿を見るという感動とあの三万ほどの観衆の一人として参加し、歌った記憶は忘れたくない体験となった。

かつてはコーラスで鍛えた喉だったのに、年齢は喉にも影響してビックリするぐらい声が出なかった。声質も全然変わっていてその衰えに気付いてショックだった。

スタンドの上段から全体が見渡せて刻々変わるペンライトの輝きが満天の星を見るように綺麗で感動していた。

全部で26曲という楽曲を踊ったり歌ったり体力的に本当に大変だったと思うけど、

生歌を披露してくれた。これだけの長時間少しは「被せ」もあるか?と覚悟していたけど、そんな小細工はしていないようだった。

掛け声などしっかり練習してきているようなコアなエンジンさんは周りにはいなくて、

日本人らしく騒がない行儀のよい隣人たちだったので、少々はリズムに乗って身体を揺すりたいお転婆な私は少々孤独であった。メンバーの呼びかけに応える声も角度のせいか、殆ど聞こえず、これは座席の位置が関係していたのかも。遠くのエンジンさんの声がよく聞こえた。

想像はしていたが、日本の聴衆は静かだ。周りに気を遣っているのと、アーティストの演奏や声を聞こうとする態度が本当に真面目。まるでクラシックを聴くかのよう。

海外の情熱的な歓声に慣れているアーティストには物足りないかもしれない。公演はどこかお祭り騒ぎで聴衆と一緒に盛り上がりたいというのが彼らの本音であろうと思う。

それでも「SHOUT OUT」ではヒスンが「一緒に歌いましょう」と促す場面があって、

え~それ前もって言っておいてくれないと!と焦った。

案の定、聴衆は歌えなかったよ。歌詞が頭に入ってないし!字幕も出たのはほんの一部。字幕が少しは出たってことは予定に入ってたんだろう。でも殆どのエンジンは歌えてなかった。私のような新しいエンジンが多かったのか?

東京ドームにも来る?という問いかけに相当なエンジンが反応していたので、東京ドームでは成功させて欲しいね。

ヒスンが「今は明らかに出来ないけど、僕にはもっと大きな夢がある」って一体どんな夢なのか? 世界に羽ばたくってことなんだろうけど、まだまだこれからのエナプの具体的な「夢」が気になった。

まだまだドーム公演の余韻に浸っているのに、CDTVに出演したりとエナプ自身は日本活動が忙しいようだ。

気になっていたNHKの特番(NHK MUSIC EXPO 2023)の放送が14日の夜10時からNHK総合である。東京ドーム公演日だ。エンジンは忙しいね。きちんと録画忘れないようにしよう。