サンヒョクの店で
いつものごとく、友人たち6人が集まっている。
ウヨン:私達又付き合うわ。 ス:俺たち恋愛するよ又。
ーー本当大恋愛みたいね。ーー二人を中心に地球は回っているのねーー
せっかくだから今度皆で旅行に行こうーー癒されたいわーーいいわね~
ヨンヒ:別れたカップルがいるんですけど、、 ヒョンジェ:僕はいいよ、君が良ければ
サンヒョク:カッコいいな~ ジンジュ:旅費は任せて! (ヨンヒがさっと手帳を取り出し)
いつにする? ウヨン:やっぱりお金がものを言うのね。
6人が公園?に集まっている。ジンジュとサンヒョクは晴れ姿(白いドレスとタキシード)
口々にーー旅行は? 癒しは? ス:タダじゃなくて働かせるつもりか?【スはカメラを持っている】
やっぱりお金か?
ジンジュ:これだけじゃない、プレゼントもあるわ。 ウヨンとヨンヒ: プレゼント⁈
タキシード姿のヒョンジェとス:(お互いに) オット、イケてるね~
ジンジュ:(二人とも)カッコいいわ!
ス:それで、プレゼントは? 嘘まみれじゃないか! 詐欺師夫婦か?
ジンジュ:これ、高いのよ!
ス:俺の存在はもっと高い! (と喧嘩を始める二人)
ヒョンジェ:あれがプレゼントか? (美しい白いドレスを着た二人が姿を見せる)
(ウヨンに駆け寄った)ス:何でそんなに綺麗なんだ! 綺麗すぎる、3840回惚れ直した!
【←この3840って原語で何か意味があるんでしょうか?】
(スはジンジュの方を振り返り満足そうに微笑んで頷く)
ヒョンジェ:(ヨンヒに)綺麗だ。 ヨンヒ:ありがとう、あなたも素敵よ。
(そして記念写真。プロのスが撮り、皆で撮り合う) 【華やかで絵になる場面が続き見ている方が幸せな気分にさせられる、いい演出だな~】
そして夕方、キャンピングカーを並べたキャンプ場で6人がキャンプしている。
ヨンヒ:知り合った時はまだ子供だったのに、、なんだか感慨深いわ。
ウヨン:大きい眼鏡を掛けた真面目ちゃんが、、、
ジンジュ:嬉しい~ ウヨン:私は寂しい、、 ヨンヒ:私も寂しくて泣きそうなのに、、、
ジンジュ:結婚も嬉しいけど、それよりも高校時代を共に過ごした友達が祝福してくれるから、
長い年月の思い出も頼もしく感じるわ 【思い出が支えになるとはよく言いますが、こんな表現の仕方があるんだな~】
別れたカップルのヒョンジェとヨンヒが仲間と離れて座っている
ヨンヒ:まだ指輪をしてるのね、、ヒョンジェや、、私は相変わらず暗闇に居る。理解しがたい悩みもある。まだ貧しいから生活に余裕が持てないの。私と一緒に居ればあなたも貧しい思いをするのよ。あなたに家事をさせたり、ご馳走は黙って食べたり、それでも、もし、まだ その気があるなら、、私と結婚しない?
ヒョンジェ:うん
ヨンヒ:泣いたら取り消しよ
(抱擁する二人)
BGM 私を避けて どこか遠い所に 行ってしまったみたい
寂しさに泣きたくなる 一人で考え込んでしまうときは
お互いを思い浮かべよう そうやって 今日を乗り越えていこう
【やっと、三組が落ち着く所に落ち着きました。ヨンヒを演じたアン・ウンジンさんは以前検事役で気に入ってなかなかな存在感だったんですけど、今回は難しい役回りでも浮かないで演じられていて感心しましたね】
ドライブする三組 オープンカーで、美しい浜辺の景色と共に解放感、満載!
浜辺にて
ウヨン:人の心は読めない、他人だった人でも恋人になったり友達だった相手と結婚したり。
ス:それでも俺たちの事なら分かる! ウヨン:どうなる?
ス:ずっと、幸せになる。運命だから。
ナレーション
ウヨンの声:この幸せはいつか過ぎ去るかもしれない、この先別れるのか、末永く幸せになるのか、又は繰り返されるのか。私たちの”場合の数”に限りは無いから、確信は持てない。
だから今日を大切に生きる。【ウヨンはどこまでも偶然という役回りを引き受けてます】
スの声:俺たちの”場合の数”が限りなくても確信している。どれだけすれ違っても、場合の数は君だけ!【反対にスは大事な所をブレなく与えられていて安心感がありましたね】
BGM 『偶然かな』 あのトキメク気持ち なびく風に揺さぶられ なぜだかちょっと違って また君の事を考えてしまう あの夜空の月の様にどんどん大きくなってく 君は偶然だったのかな 運命だったのかな あの時は気付かなかった すべての季節の中に 君がいると云う事を 今やっと分かった
(済州島のゲストハウスのベンチにスが座り、本を読んでいる。 呼ばれて本を置き立ち去る。
開いたままの本に書かれた言葉は、
”愛は自分の中で確信を持つことだ。 そうすれば、相手を引き寄せられる”
スが去った後にウヨンがすれ違い歩いている、こんな風に偶然を見せているところ センスいいですね)
【文字に書き起こしてみると、主役の二人の容貌から離れて其々の人間性が見えてきて面白かったです。どうしても二人の完璧すぎる顔立ちが邪魔をする部分があったので。愛するということの不思議さも感じました。あまた居る人の中から私はどうしてこの人に惹かれるんだろう?とか、
よく知らない相手さえもどこか愛せると確信してしまえるってあるよね~とか。でも、実際は両想いになる事ってなかなか難しいんだよね~とか。出会いも求めなければ無いんだよね~と今更に考えてしまいます。”場合の数”ってタイトル、よく思いついたなぁ】
最後に一言、 長かった物語の中で一番感じたことは 其々のカップルが自身の成長と共に
愛を育てていったんだなぁと。言い換えれば、愛は育てるものなんだなぁ と。これからもね。
最終回 終わり