第25話 『後ろ姿』 続きの続き

写真展会場

担当者がスに「順調にいって一安心です。何かあれば連絡を」

ヨンヒが花束を持って現れた。「おめでとう」「ウヨンは来ないわ」←【一応誘ったんでしょうね】 

「ああ、チケットを渡してない」 ←【ヨンヒには渡したの?だね】 「じゃぁ、何で待つの?」 

「クニャン、少しの可能性を信じてる。分かってるけど…」 

「味方じゃないから可哀想なフリはしないで」 「今はヨンヒだけが俺を憎んでる。 

 ジンジュは感情が擦り減ってもう俺を嫌ってないって、だからウヨンもきっとそうだ」

「嫌って欲しいの?」 「憎まれてもいいんだ、俺の事を想ってくれるなら」 

「だったら手放さなければ良かったのに」  「ヨンヒも同じだろ?ヒョンジェのこと」 

「そうね、人にものを言える立場じゃない」  「想い合っているなら、もう手放すなよ」

 

ヨンヒの家の前  ヒョンジェがサプリを持って待っていた。

「どうしたの?これ? これは責任感?同情? 

 別れて私が幸せなら、あなたはきっと新しく始められたわ」 

「そうかもな。でも、後悔は残っていた。一生後悔すると思う。

 僕の愛を責任感や同情だと感じるなら、愛だと感じられるように努力する」 

「あなたは悪くない、あなたのせいじゃない」 

「僕のせいにしたらダメ? 君も僕のせいにするんだ。

 僕たちが別れたのは全部僕のせいで、僕が変わったと騙されてみないか?」 

「出来ないわ、違うでしょ、全部私のせいなのに…ヒョンジェにずっとこうされると、すごく辛いわ」 「僕が辛いんだ。こうしているのは僕の勝手で責任感や同情じゃない。まだ愛しているから。

 ヨンヒや、僕はいつでも同じ場所に居る。それを忘れないで。気持ちが変わったら手を伸ばして」 そうしてサプリの入った紙袋をヨンヒの伸ばした手に渡して去る。←【ここのセリフと動きが連動しているところは上手いよね~】

 

ジンジュとサンヒョク

「なぜ、写真展を見る前に食事をするのかしら?」 「イ・スに会ったら食欲が無くなるって…」

「マジャ、そうだった」 「感情が擦り減るんだろ?何で?まだ嫌ってるの?」

「そういうフリをしてるだけ。今更好きだなんて都合が良過ぎる…友を泣かせた男は嫌いよ」

「俺たちは幸せで居ような」  「タミュナジ、あなたの顔を見ているだけで幸せよ」

「お前の声を聴いているだけで幸せだ」

【幸せな二人だが、この後 ウエディングフォトの予約をしていなかったサンヒョクと喧嘩になってしまう、アルアルの会話】

「いつも全部私が選んでる」「それは俺が選ぶものは嫌だって言うから。お前が選んだ方がいいかと思って」「私の好みを察して選べばいいでしょう。あなたなりに悩んで!誠意がないから怒っているの」「誠意がない?朝方まで仕事があってもお弁当を届けているのに?」「今関係あるの?」「いつも気に入らないことをネチネチと…」「クッチョリ、ネチネチ?」「そうじゃなくて…」

「私は正論を言ってるだけ!あなたの間違いを正しているの!」「そういう態度は疲れる」「成程、私が悪者だったのね。疲れさせて済みません。悪者は消えてあげる」「そうじゃないだろ」「あなたの為に消えるわ。疲れてまでお弁当を届けさせて悪かったわね」「済まなかった」「付いてこないで連絡もなしよ!」

 

ウヨンの教室で いつもの女三人 (ウ)ヨン、(ヨ)ンヒ、(ジ)ンジュ

「又、喧嘩?」 「もう、何回目よ?」 ジ「些細な事でも喧嘩になっちゃうのよ」

ウ「別れよ、別れなさい」 ヨ「男は仕方ないのよ」 ウ「別れなよ」 ジ「ちょっと、」

ヨ「あのね、何で別れさせるの?」 ジ「結婚するのよ、最初から合う人はいないわ」

ヨ「雨降って地固まるよ」 ウ「運命の人なら?」 ジ「それはどういう意味?」 ヨ「童話の中だけよ」 ウ「だってサンヒョクとあなたは運命なんでしょ?占い師に云われたんでしょ?」

ジ「占い師は私が用意したの」 ヨ「さすが!ソウル大はやる事に抜け目がないわ」

ウ「でも結婚は人生の一大事じゃない?本物の運命の人が現れたらどうするの?」

ジ「運命は自らやってこないわよ。自分で勝ち取るから運命なのよ。

 運命でも逃せばバッドエンドよ

口を開け、目を見開いて驚くウヨンとヨンヒ。

ジ「何よ、その反応」 ヨ「ウヨン、息をして」 ウ「気絶しかけたわ、

 あなたからそんな話を聞くとは」 ヨ「成長したわ・・・」「それで、バッドエンドとは無縁ね」 

ドアの外にサンヒョクの姿。

ジ「行ってくるわ」 ヨ「ごゆっくり、どうぞ」

 

サンヒョク「お前は目が高いけど俺はセンスがない。合わせるのが好きだからお前に任せたんだ。お前が好きなものは俺も好きだ。嫌な思いをさせて御免、悪かった」

「私も御免、一方的に責めて御免なさい」 「何で泣くんだよ、おいで、ゴメンよ」 

「私の方こそ」 「いいんだ」

 

教室の中から ヨ「雨はもう止んだみたいね」

流れる曲『ピアンファ』

  一片ずつ散っていく、 私たちの居た場所に 咲き始める花の様に

  私を生かしてくれた 又どんなに萎れて散ってしまっても

  また花が咲くのでしょう