さて、今回の韓国ドラマで気付いたことの一つが、
両親の呼び方。
日本では人に両親と言うときは、「父と母」 「父母」が普通で、
このドラマに出てくるのが必ず「オンマ アッパ」の順なのがとても不思議で、
これが文化の違いを表しているように感じた。
朝鮮という所は李王朝からいきなり近代化に突入した。日本が江戸時代の武家政権から近代化したのとは大きな違いだ。もし、日本が平安時代の公家社会から近代化したなら、
男が女の元に通う結婚が普通で、子供は母を中心にした家を守ったことだろう。 そしたら母父という順番になっていたかもしれない。 顔が似ていて違いが見つけにくいけど、中身はホントに大きな違いがあるみたいだ。
第20話 『愛してるのことば』
第19話にサンヒョクの店での仲間の会話がある。 イ・スとウヨンが「付き合ってる」と公表し、サンヒョクがさんざんウヨンを恋多き女としてけなす場面。
「俺はウヨンのものだよ」 ←ウヨンは俺のものだとは言わないの~当然ウヨンの方が実権にぎっているの、スが可愛いね~まったくこの回は特にスはウヨンにメロメロなんだよね~高校時代のイ・スは颯爽とした格好いい男の子だったのが嘘みたいな変わりよう。
だから、サンヒョクのようにウヨンを「恋に浮かれるタイプだ。やめとけ」
ウヨン「全部聞こえてるのよ」 「聞こえてたならいいか。元カレが12人、いや、13人もいる」
「恋愛診断では・・・」 ジンジュ「ルダス型よ。恋愛はお遊び」 スに「お前もいつか元彼の一人になるぞ」 ウヨン「黙って聞いていれば・・・」ス「俺の彼女を信じられないのか!」
「俺のウヨンが誰かのウヨンになるぞ」って悪態を吐いても、ちっとも動じない。
さすがに、スが「お前!」とサンヒョクに手近な物をぶつけようかと手を掛けたが、
その手をサンヒョクが気になるジンジュが押さえて、それをまたウヨンが叩いてとややこしいことに。 この辺りのやり取り、書くほどのことはないけど、仲の良さが描かれていて楽しい。
サンヒョク「さあ、煮るなり焼くなりウヨンのお好きにどうぞ」「ちょっと待て、デジャブだ。前にもこんなことあった・・・」 「もういいわ」 「思い出せそうだ。何だっけ?」 ス「オン・ジュンス」
一同、シーンとなる。
第20話の進展はイ・スの幼馴染のクォン・ユラの登場だ。
エレベーターで鉢合わせしたウヨンはとってもセクシーな下着を買ってスに会いに行くところだった。ユラは自信に満ちた有名なモデル。スタイルも良くてウヨンも思わず見入ってしまう程の美人でもある。その彼女がスの部屋に入っていった。 後からは入れなくて廊下で立ち続けるウヨン。大声を出したのでスが気が付いてドアを開ける。「俺の恋人は強いぞ」とウヨンが恋人であることを公言したから疑うことは無いのだけれど、気になるウヨンだった。
サンヒョクの店で問いかける。「男女に友情は成立するの?」
壁には『男と女の友情は有り得ない』とのディスプレイ。
サンヒョクが問う。「女が自分を想う男の事を友達にも話さないときはどう思っているのか?」
「全然眼中にないか恥ずかしいかのどちらかよ」
翌日? ウヨンの家の前でスが待っていた。
「国内で商業カメラマンになる」 「本当に? ずっと一緒に居られる?」 「嬉しいか?」
「もちろん!」 満面の笑みでスに抱きつく。 顔の広いユラに仕事を相談していたと言う。
そこに「ウヨン?」 と両親が・・・
ウヨンの家のリビングで
「娘を10年も泣かせた奴は認めない!」と怖い顔の両親だが、ウヨンは父の素行の悪さを言い立てて反撃する。「今は大切にしてくれる。付き合う前は他人だし、私が一方的に泣いてただけで、彼は悪くない」 「アッパはオンマの誕生日を忘れていたし、ご近所のオンマの嫌いな女と親しくしてオンマを傷つけたし、おじいちゃんの家では・・・」と次々に父の不都合を言い出し父慌てる。スはハラハラしてウヨンを止めようとするが「もう帰ろう」 ウヨンはスの手を引いて外に連れ出してしまう。「済みません・・・」 「何で謝るのよ!」
門扉の所でスはウヨンを抱き寄せ「今まで泣かせてゴメン」 「これからは毎日一日も欠かさず尽くしてね」 「精一杯尽くすよ」
そこに、出てきた父に驚き、ウヨンを家の中に入らせようとするが、
父は「君、酒は飲めるか?」と スを誘うのだった。
酒の屋台で、向き合ったウヨンの父とイ・ス。
韓国のお酒の作法が見れて面白い。 これを見るとスはきちんと作法を守っている
良く出来た青年だ。「君が嫌いだ」父は繰り返す。
「済みません。俺の気持ちに漸く気が付いたんです。今は彼女を愛しています」
「又、泣かせるのか?」
「守れない約束はしません。 彼女の心までは分かりません。
泣かせてしまっても、俺のすべてを捧げて 彼女を愛します」 と 宣言したスは男らしい。
「どこの親もそうだと思うが、ウヨンは俺のすべてだ。壊さないで(マンチ)くれ」
「はい、壊したら僕をハンマー(マンチ)で叩いてください」
「おっ、なかなかセンスがあるな!」 と スを気に入った父だった。