第16話 (後)
母親の誕生日の食事に呼び出されたレストランで
スの前にドラマ制作者と約束したウヨンがいた。 嬉しくなったスは先にテーブルについていた両親に紹介する。 「ウリ オンマ アッパヤ」って 日本語訳は「俺の父と母だ」って⁉
そして 「俺の好きな人だ」 【この嬉しそうなスの様子がいいんだな~】
両親、目を丸くする。 母 スに「誘ったの?」 ウヨン「いえ、偶然です。私も約束があって」
「お誕生日おめでとうございます」 【ウヨンまんざらでもない、素敵な娘さんです】
ウヨンが去った後、母「付き合ってるの?」 にっこりしてス 「いずれ、そうなる」
父「どうやら、お前の一方通行だな」 とウヨンのテーブルにジュンス社長が着くのを見て言う。
笑顔が消えるスだった。
現れたのがジュンス社長だったことに驚いたウヨンは席を立とうとしたが、「あなたが席を立てば僕は無様な男になってしまう」と引き留められ、仕方なく「礼儀の問題ですね」と踏み止まる。
だが、こちらを立てればあちらが立たず。 スの面目は丸潰れだ。
ウヨンと社長
「彼が気になりますか?」 「はい」 【両親に紹介されて嬉しい気持ちになった彼女は正直だね~】
「人生をささげられる人、そんな人は簡単には現れない、特別な存在ですよね」
「でも、彼は10年もすれ違って苦痛を与える存在です。ウヨンさんの運命の人ではない」
「僕じゃなくてもいいんです。たとえ、彼しか選べなくても、僕のそばに居て欲しい。僕じゃダメですか?」 「それは愛じゃないです」 「そんな愛もある」 「僕はあなたの望みを叶えられる。ただの小間使いでもいい。 それも一つの恋愛です」
「取引きみたい、 交換条件ですか? それが恋愛や結婚の原理だと知っています」
「だけど、私はどんなに苦労してもいいから、自分の力で愛する人を見つけたい。 それが私です」
「だから、そんな恋愛はお断りします」
確かにイ・スは”ガキ”かもしれない。
お互い争っていた?とはいえ、スには優しい両親に長年反発していた 思春期のままに。
感情表現がストレートで、 紆余曲折あってウヨンへの恋に気付いたら気付いたで、嫉妬で恋敵を相手に殴りかかるし、まだスを許せていない彼女を会った嬉しさで躊躇いもなく両親に紹介する、後先も考えず。
だけど、ウヨンが恋したのはそんな”ガキ”なんだろうね。今はかたくなな心を閉じたウヨンだけど、徐々にかつての自分の想いを取り戻していく… その過程をじっくり楽しみたい。
さて、
ちょっと童顔のオン・ソンウくんは アップになると あれっ、目は一重なの?
結構大きな目なので、すっかり二重だとばかり思っていたんだけど…