農游徒然日記

農游徒然日記

このブログはお米作り、特に自然乾燥天日干しに拘った稲作を中心に、家庭菜園程度の野菜や果物栽培などの様子を更新して参ります。
また、農産物検査員の資格もあり、検査の様子やその立場からみた農産物についてのコメントなども、取り入れていきたいと思っています。

昨日、私にとっては今年最後のコメ検査を無事に終えることが出来た。
今年も何事もなく役目を果たすことが出来、また、昨日は全量一等米と有終の美を飾り、安堵の念で一杯である。
ピーク時にはとてもじっくりと鑑賞する余裕などなかったが、検査終盤に入り、検査袋数も少なくなるとある程度余裕ができてくる。勿論、等級の基準をしっかりと見極めることが先決だが、余裕があるとカルトンに並ぶ一粒一粒をじっくりと鑑賞出来る。今年の新米は比較的粒揃いで食味値も高いようだ。

澄んだあめ色が陽の光に照らされ、キラキラと輝いて見える。その輝きはみな生産者の汗の結晶であろう。
一粒百業と云って、多くの工程を経て漸く一粒のコメが出来上がる。
雪解けの頃に種籾を水に浸し、積算温度で120度以上になる迄じっくりと時間をかけ、発芽の準備に入る。
種蒔き機に入れる前にある程度水分を飛ばし、種籾が均等に苗箱に並ぶように準備をする。
蒔き終わった苗箱を育苗器に移し、3日程かけて発芽を促す。発芽したのを確認し、今度は苗箱をビニールハウスに移動し、田植え迄じっくりと育てなければならない。

一般的には水管理が楽になるようプール式で管理するが、我が家では毎朝水掛け(現在は苗を購入)をしていた。
ハウス内の温度調整に注意を払う。温度が高過ぎても低過ぎてもだめ。なかなか難しいのである。
約3週間程ハウスで育て、いよいよ田植え作業である。
その間にも水田周辺の草刈りや用水路の清掃などやることは満載だ。
無事に田植えが終わった後も、除草作業やカメムシ被害軽減の為に草刈りを欠かすことは出来ない。

稲がすくすくと育ち、稲神が宿ることを祈りながら天を仰ぎ、そしていよいよ秋の収穫期を迎える。
良寛禅師『奇話』の一文にあるように、「稲のぼなる声」が聞こえる頃に稲刈りが始まる。
そんな多くの工程、種種雑多な作業を経ることによって漸く一粒一粒のコメに輝きを増し、JAいわて平泉の「金色の風」「ひとめぼれ」など、令和3年度産新米として全国に出荷される。
コロナ禍で沈んだ心に、生産者の汗と泪の結晶が元氣を与えてくれるのではないだろうか。

 

 

 

 

 

 

本日、私にとって今年初のコメ検査を行った。
約一年ぶりの検査とあり、勘を戻すのに多少時間がかかるのではと不安もあったが、案ずるより産むが易し。杞憂に終わった。
今年はお盆前後の低温や9月に入っての高温など、青未熟や白未熟などが懸念された。しかしながら実際に検査をしてみると、多少青未熟やカメムシ被害は見受けられたものの、一関市舞川地区の令和3年度産新米はほぼ一等米であり、幸先の良いスタートとなった。

現在盛んに稲刈りが進み、これから本番を迎えるが、刈り入れシーズンでもあると同時に台風シーズンでもある。年々巨大化する台風の被害が及ばないことを祈りつつ、コメ農家が汗して一生懸命作り、大切に育てた貴重なおコメである。
全量一等米となって全国の消費者の胃袋を満たし、コロナ禍を乗り切る為の「元氣の素」として流通することを願っている。  
また、本日の検査結果をみると、食味値が例年よりも高い傾向にあるようだ。今年も美味しい岩手県南産のおコメが全国に届けられそうである。

 

 

岩手県南部の圃場も随分黄金色に色づいてきた。いよいよ秋の刈り入れが始ろうとしている。
本日、西武営農振興センター会議室を会場に、令和3年度の農産物検査員による鑑定会及び出発式が行われた。
今年も稲の生育は順調とあって、例年よりも一週間程早い収穫とみられている。
昨年は7月から8月にかけての日照不足もあり、いもち病の発生が多く見られたが、今年はそれ程ではなさそうだ。
また、9月8日現在、今のところ残暑もそれ程厳しくもなく、高温障害の懸念もなさそうである。

今年の作柄状況は、農林水産省(8月15日)の作柄概況によると北海道・東北は概ね「やや良」。JAいわて平泉の佐藤紘一組合長の挨拶のなかで、岩手県南部に於ける作況指数は「103」との報告があった。
検査開始は例年よりも一週間程早い9月17日(金)から。私の出番は22日(水)からである。
検査員の一員として、全量一等米を願いつつも、公明正大、規格遵守、コンプライアンス順守を肝に銘じながら誠実に検査に臨みたい。

 

 

ご近所の伊師先生から秋のこころを頂戴した。

 

シャインマスカットは息子から送られてきたもので、オレンジキャロルは私が植えたもの。

 

 

 

 

昨日のブログで、ひょっとしたら私の撮影した「みちのくあじさい園」の動画が放送されるのではないかと告知をした。
テレビの前に陣取り、30分前からそわそわとしながら番組が始まるのを今か今かと待った。
6時29分、あと1分で始まる。そわそわ感が更に高まるなか、6時30分になった。
番組名はフジテレビのもしもツアーズ「今が見頃!梅雨の絶景!あじさい名所SP」。あじさいの名所スペシャルと云うことで、あじさいの奇麗な写真が最初に出てくるものとばかり思っていた。
ところが、ところがである。


露天風呂の映像が流れ、男のすね毛が映っているではないか。奇麗な花はどこにいった・・・。女性のおみ足ならともかく・・・ああ。
私は殆どテレビを見ないことから、「もしもツアーズ」なる番組名もピントこなかったが、放送されたのは地元岩手の放送局、めんこいテレビの「山・海・漬」と云う番組であった。
ネットで確認すると、もしもツアーズは岩手県では放送されていないとのこと。
いやはや・・・まいりました。

 

 

明日の19日(土)、フジテレビのもしもツアーズにて、あじさい名所SPが放送される。
そのなかに、我が家のご本家さんが営むみちのくあじさい園も紹介されるとのこと。
採用されたや否や定かではないが、以前私が撮影したみちのくあじさい園の動画を提供してる。
採用の可能性は低いが・・・。

番組名:もしもツアーズ「今が見頃!梅雨の絶景!あじさい名所SP」
時 間:2021年6月19日(土)18:30~

ゲストに芳根京子さんを迎え、日本各地の見頃、見どころの最新情報が紹介されるとのこと。

 

 





 

 

 

 

 

みちのくあじさい園では5月の「しゃくなげまつり」が終わり、6月5日よりカルミア祭りが始まった。

日本でも珍しい15種類のカルミアが揃うのは当みちのくあじさい園のみではないだろうか。

カルミアまつりは6月20日(日)迄。その後はメインの「みちのくあじさい祭り」が6月26日(土)から始まる。

 

「花」と云えば  続きを読む・見る>>

 


 

 

 

 

 

 

 

お田植も終わり、いよいよ田の土手草刈りが始まった。
今年は山菜が例年よりも一週間程早かったこともあり、草もやはり同じ、随分と伸びていた。
本来ならもう少し早めに草刈りに取り掛かるところだが、生憎膝の調子が良くない。
膝の調子をうかがいながらの開始となった。
テーピングの上にサポーターを巻き、更にその上にスポーツ用サポーターを巻いての作業はかなり辛い。しかしながら致し方なし・・・。
一巡するのに何事もなければ約ひと月程かかるが、今年は何日かかるのだろうか。ああ!

 

 

昨年の草刈り一巡目の様子

 

 

 

 

 

 

 

昨日、従弟の助けもあってお田植を無事に終えることができた。
午前中は雨時々曇り、午後は強い風、などなど。
決して「お田植え日和」とは云い難い一日だったが、日程は限られており、やむなく強行することにした。
いつもならどこかここかの不調を訴える年代物の田植え機も、今回は弱音一つ吐かず、順調にいった。おそらく悪天候に対して、天は帳尻を合わせてくれたのではないだろうか。

同級生やご近所さんも今年からコメ作りを止めるとのこと。一抹の寂しさはあるが、賢明な選択なのかもしれない・・・。

 

 

 

フォト詩歌「あの道」

 

徹底した感染対策のもと、3日前の4月30日、一関文化センター大ホールを会場に息子の記念公演があった。

母校による同窓会の講演会に講師として招かれ、「私の経験から伝えたいこと」との演題で、在校生らを前に約1時間30分の講演だった。

臆することなく堂々と講演に臨む息子の成長ぶりに嬉しさもあったが、会場に集まった生徒らの真摯な態度にも感動させられた。

感染防止もあってか、私語を慎み、拍手のみに徹底するなど、先生方の日頃の指導の賜物であろう。帰り際には全員で椅子の消毒に労を執るなど、そこまでやるんだと感心した次第である。

 

息子らとは約1年半ぶりの再会だった。

いつもなら、年末年始やGWに帰省し、元朝参りや渓流釣りに同行するのを楽しみにしていたが、コロナ禍のもと、帰省するのを自粛していた。

今回は講演が終わると、とんぼ返り、直ぐさま新幹線の乗り場に急いだ。残念だが致し方なし。

会話も二言三言、互いの無事を確認する程度の再会だった。

 

新型コロナの感染拡大や、本日の午前中に震度5弱の強い地震があるなど、戦々恐々とする今日だが、災禍転福を祈願して、前向きに、坦々と進んでいきたい。

 

 

 

いよいよ令和3年度のコメ作りが始まった。
以前は自前で種蒔きをやり、育苗機に入れて3・4日発芽を促し、芽出しが確認されてからビニールハウスに移動し、田植えの準備に取り掛かっていた。
ところが、諸事多忙もあって苗作りは2年前から外注していた。
そんな折、昨年12月の大雪によりビニールハウスが倒壊した。
もし、自前で育苗するとなるとビニールハウスを建て直す必要があったが、「幸い」と云ってはなんだが、焦る必要はなくなった。

ただ、倒壊したハウスをそのまま放置しておくわけにもいかず、撤去しなければならない。
7・8年前にも、一晩に50センチ程降ったドカ雪の為、1棟のハウスが倒壊したことがあったが、その時は空いた時間を利用して自分一人で撤去した。
しかしながら今回は膝の調子が芳しくなく、業者に依頼することにし、漸くその撤去作業が終わった。
長年馴染んできたハウスがなくなるのは、一抹の寂しさを覚えるが、それも時代の流れと云うことであろうか。

今週よりタイミングを見計らって田起こしを始めたが、いつもはほぼ同時にトラクターの重低音を響かせていたご近所が、稲作を止めることにしたとのこと。また、近くの同級生も稲作を止め、機械を処分しているとのことである。
高齢化や後継者不足、コメ価格の下落と云った切実な現実や消費者のコメ離れなど、時代の流れや世の趨勢に抗うことの難しさをひしひしと感じている。
初代が孫を伴って今の居処に隠居してから約400年、稲作を続けながら代々田畑を守ってきたが、そろそろ進退を真剣に考えるトキがきたようである。