農游徒然日記

農游徒然日記

このブログはお米作り、特に自然乾燥天日干しに拘った稲作を中心に、家庭菜園程度の野菜や果物栽培などの様子を更新して参ります。
また、農産物検査員の資格もあり、検査の様子やその立場からみた農産物についてのコメントなども、取り入れていきたいと思っています。


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蜜蜂が地球上から姿を消したなら、「人類は僅か4年間しか生存できない」と云った文言を何かで目にしたことがある。
ベルギーの詩人、随筆家のモーリス・メーテルリンクが1901年に出版した『蜜蜂の生活』と云う本から広まったとされる。その蜜蜂が忽然と姿を消す現象が、日本、いや世界各国で確認され、問題視されている。所謂蜂群崩壊症候群(CCD)である。
日本では「いないいない病」などと呼ばれている。
その原因については、気候変動や遺伝子組み換えによる農作物の普及、或いは農薬、殺虫剤などなど、原因は未だ特定されてはいないようだ。
蜜蜂は蜜を集める為に一日に飛び回る花の数はおよそ3000。我々人類が口にする食べ物の70%が彼らの受粉のおかげであると云われている。

当初の予定では、昨日、一関なのはなプラザにて「みつばちと地球とわたし」の上映会があり、私も行って鑑賞するつもりだった。しかしながら父の体調が思わしくなく、止む無く鑑賞を諦めざるを得なくなった。そんな事情から、どんな内容の映画かをネットで調べてみることにした。
蜜蜂をとおして、我々人類が自然とどう向き合っていくべきかなど、命の尊厳を改めて考えさせる内容のようだ。
主題歌にシンガーソングライターのAsumiさんの「あお」と云う心底に響き、琴線に触れそうな歌声が流れている。

私は現在、農産物検査員としてコメの検査に奔走している。本日も無事に終わり、明日も場所を変えて検査の予定だ。
検査は先月の下旬から始まり、これまで数万袋(抽出検査)を検査しているが、今年は例年になくカメムシ被害による黒斑点米が目立たないようだ。
これまでの検査の中では、ゴマ葉枯病によるであろう未熟粒の茶米や、籾混入によるあら高での落等は多少見受けられたものの、カメムシ被害による落等は1袋もなかった。こんなことはなかなか珍しいことだが、検査をする立場としては決して悪いことではない。
しかしながら、直接の原因は定かでないが、心情的には複雑であることは厳然たる事実である。

何故なら、カメムシの発生が単なる気候云々による減少であるならまだしも、もし、前出の殺虫剤、ネオニコチノイドによる被害粒の減少に繋がっているとなると話は別である。
ネオニコチノイドとは、クロロニコチニル系殺虫剤の総称で、植物体への浸透移行性があり、残効が長く、世界100カ国以上で普及している農薬だ。1990年くらいから使用が急増した。
しかしながらその普及とともに、世界各地で蜜蜂の大量死が報告されている。
この農薬は、神経系の薬で、神経を興奮させ続けることで昆虫を死に至らしめるのだそうだ。即効性はないにしても、後でじわじわと効いてくるといった印象だ。

幸いにも、我が家では過去に一度も使ったことはない。水田の場所、自然環境、地域差もあるようだが、草刈りなどによる日頃の管理が重要だろう。
また、たとえこの農薬を使わなくとも、農業機械の進歩は目覚しいものがあり、カメムシ被害による黒斑点米などの除去は、コンピューター制御の色彩選別機(しきせん)にかけることによって殆ど除去できる。
是非とも、蜜蜂の保護を目指し、延いては人類の存続を願って、懸命な方法を選んでいただきたいものだと、つくづく思う次第である。

追記(10月25日)
蜂崩壊症候群について、近所に住まう元歯科医師で、趣味で養蜂もやっておられる方からご教示を頂戴した。
それによると、ニホンミツバチの減少については、ネオニコチノイドのみならず、アカリンダニの寄生が大きく関わっているのではないかとのご指摘があった。現在、岩手大獣医寄生虫学研究室による調査が進められているとのこと。
蜂崩壊症候群については、近い将来正確な原因究明がなされていくのではないだろうか。









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懸念された大型の台風25号も、北上とともに温帯低気圧となって勢力を弱め、東北を過ぎ去っていった。
当初はその台風25号接近の予想により、強烈な風雨襲来の予測からこの3連休は新米の収穫が延期されるのではと予想していた。
その為、本日のコメ検査の数量は少ないと私は予想していた。
ところが幸いにも、然程の雨量でもなく、況してや時折強風は吹いたもののそれ程ではなかった。寧ろその風によって圃場の乾燥を促すなど、結果的には、この連休中はあちらこちらで一斉に稲刈りが進んだ。
そのことから、予想よりも多い本日の検査袋数だった。

 

最終的には検査総数3,325袋。カメムシ等の被害粒も見当たらず、全量一等の好結果に終わった。
前月の下旬、私にとって今年初の検査の折、ゴマ葉枯れ病によるであろう被害粒、俗に云う「茶米」が若干見受けられたが、本日の検査ではそれら事故米なども見受けらることはなかった。
また、当初は、今夏の異様な程の気温上昇に伴い、高温障害などによる乳白や心白、腹白や基部未熟などの未熟粒、俗に云う「シラタ」が目に付くのではないかと懸念していたが、私の検査では前述した茶米以外、今のところ落等に値するほどの未熟粒や事故米等は殆ど見受けられなかった。今後更に検査数量も増えるが、全量一等で今季のコメ検査が無事に終わることを只々願うばかりである。

 

農産物規格規程(平成13年2月28日農林水産省告示第244号)

 

 

 


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初秋の候、「平成」元号最後のコメ検査が始まろうとしている。
昨日、いわて平泉農協中里支店を会場に、鑑定会と出発式が行われた。
冒頭で「平成」元号最後と記したが、これから検査する紙袋には「平成」の元号を入れず、「30年」の数値(年数)のみの記載になるとのこと。

何故ならば、来年から元号が変わるからだ。
ふと思ったが、そもそも西暦で書いていれば、元号変更に左右されることがないと思うのだが・・・。

そんなことを思いながら鑑定会と出発式に臨んだ。

私の初検査は9月27日。約1年ぶりの検査とあって緊張も一入だ。

 

検査が始まってからではなかなか時間がとれそうにない。その為今日の午前中、稲刈りを始めた。

稲刈りと云っても、今年は機械の不調もあり、飯米分を含む全ての稲刈りを外注することに決めていた。
依頼先の大型コンバインが入り易いように、極力負担をかけまいとの思いから、下刈り程度の作業である。いつもなら、自然乾燥にこだわって、穂仁王(ホニヲ)を組み始める頃だが、今年は肉体的にも精神的にも気が楽となり、ストレスもかなり減りそうだ。

今秋はじっくりと紅葉狩りを楽しみたいと思う。

 

 

 


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地元紙(岩手日日)の9月4日の紙面でも紹介されたように、一関・文学の蔵30年記念の文芸講演会(9月22日)が近づいてきた。
地元一関市出身、明治大学文学部の小野正弘教授を迎え、オノマトペのおもしろ世界に触れながら、日本語の奥深さや魅力に迫る。
聴講は無料。

日時:2018年9月22日(土)午後2時
場所:世嬉の一 クラストン(石蔵ホール)
   〒021-0885 岩手県一関市田村町5-42 世嬉の一酒造(株)内
電話:0191-34-5040(一関・文学の蔵事務局)

講演会終了後に、小野教授を囲んで交流会(3,000円会費)が企画されている。
参加希望者は、メールフォームに必要事項をご記入の上、9月15日(土)迄にお申し込み頂きたい。
 
詳細について>>


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散々悩みに悩みましたが、今秋のいわい天然乾燥米「元氣」の出荷を見合わせることと致しました。

昨秋から調子の悪かったバインダー(稲刈り機械)を点検しようと、機械置き場から出してきたところ、エンジン自体の調子が良くありません。

修理に出そうかとも考えましたが、おそらく寿命であろうと思われ、昨日まで修理に出すか購入するかを検討しておりました。

しかしながら飯米分等の調整もあり、今秋の天日干し(自然乾燥)は諦め、機械選びをじっくりと時間をかけて探した方が得策であろうとの結論に至りました。
不本意ではありますが、今秋のいわい天然乾燥米「元氣」の出荷を諦めることと致しました。
何卒ご理解を賜りますようお願い申し上げます。

いわい天然乾燥米「元氣」>>

 

平成30年北海道胆振東部地震 緊急災害支援募金(Yahoo!基金)

Tポイントで手軽に寄付できます。

 

 

 

 

 

 


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昨晩、ご近所さんの伊師先生(元・国立病院歯科医師)からお誘いがあり、お言葉に甘えて夕食のお相伴にあずかることとなった。
と云うのも、伊師先生の高校(水戸一高)らいの友人(東大OB)SさんとIさんが岩手を訪れ、趣味のハーモニカ(テンホールズハーモニカなど)の生演奏を企画しているとのこと。
仕事の調整を図りながらも、演奏の開始時間になんとか間に合った。
奏者のSさんは3種類のハーモニカを持参され、映画音楽を中心にムードのある演奏が始まった。特にペンダント式の小さなハーモニカの演奏では、先生宅に集まった皆さん一様に、感激した様子だった。

私は特に   続きを読む・見る>>

 

 

伊師先生が育てたフルーツ

 

 


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岩手県南地区の一関市は、もち食の盛んな土地柄である。当地のもち文化は伊達藩の流れをくみ、
冠婚葬祭時は勿論、季節の節目やめでたいことがある度に、餅が食卓を賑わしている。
独自の創意工夫により、その種類も豊富で、一説によると3百種類以上もあると云われている。餡こやズンダ、クルミやゴマ、じゅうねやエビ、納豆やショウガ、ふすべもちなどなど、決して飽きることはない。
その為、当地域はもち米の栽培も盛んであり、岩手県の必須銘柄である「こがねもち」「ヒメノモチ」及び「もち美人」を中心に栽培が盛んだ。
餅はなんと云っても腹持ちが良く、労働やスポーツなどのエネルギー源としてもってこいだが、勿論食べ過ぎは・・・。

当地はそんなことから、世嬉の一酒造三彩館ふじせいを初め、もち料理を出す旨い処が多い。
また、11月上旬には、全国もちサミットと銘打って料理自慢が集い、餅の創作料理を競い、振る舞っている。  
昨年も大いに盛り上がり、年々盛況を博している。  
只今、今年の参加者を募集している。是非とも盛況であることを願うばかりだ。
そんなもち文化を全国にPRしようと、一関もち食推進会議の製作で、マガジンハウス(コロカル)と一般社団法人世界遺産平泉、一関DMOが制作したプロモーションビデオが公開されている。

内容は、一関市本寺地区を中心に、今年3月に廃校となった一関市立本寺中学校を取り上げ、在校生だった主人公(ユナ15歳)が、祖父の拘る杵と臼で餅つきに協力して、亡き祖母を送り、偲ぶと云ったあらすじだ。
長閑な山間鄙村の風景と牧歌的な背景のもと、少女の複雑な心境をオブラートに包みながら、軽妙なタッチで淡々と表現している。
制作は蒼井優主演の映画『たまたま』の監督であり、300本以上のCMを手がける小松真弓さんと、世界各国で個展や美術展への招待出展を実績に持つ広川泰士さんが撮影を手掛けたとのこと。
当編以外に、1時間もののフルバージョンがあり、今後劇場やイベントでの上映が展開される見込みだ。

因みに、祖父役として渋い演技をみせる白髪の出演者は、一関市舞川の蓬田地区に伝わる蓬田神楽の庭元、蓬田稔さんである。CMの後半部には、舞川の金山棚田行山流舞川鹿子躍で締めくくられている。

 

 

 

 

 

 

 


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今年も吉田類さん一行が一関にやってきた。
一関の夏祭りに合わせての来関は、昨年に続き2度目。
昨年は一関シネプラザを会場に、吉田類さん主演の映画上映の後、大相撲元幕内力士敷島の浦風親方と偏愛系フードライターの小石原はるかさんを含む3名のトークショーがあり、大いに盛り上がった。

今年は更に  続きを読む・見る>>

 

 

 

 

 


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盆明けの8月16日、岩手県西磐井郡平泉町の天台宗別格本山「毛越寺」浄土庭園の大泉ヶ池に、灯籠を浮かべて鎮魂を祈る法灯会が開催される。
今年も大泉ヶ池に浮かべる灯籠を奉納し、祈りを捧げるべく、願い事(四文字熟語など)を書きに毛越寺の事務所を訪れた。今回揮毫する熟語は「平和祈願」と「無病息災」、それに初めての試みとして短歌一首を詠み、「自然同化」の熟語と共に奉納することにした。
揮毫する最中、書き終わったと同時に記録として写真に収めようと自分に言い聞かせていたが、この暑さの所為か残念なことに今回もうっかり忘れてしまった。思い出したのは事務所を後にしてからだった。

甚大な被害をもたらし  続きを読む・見る>>

 

 

 


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最近は草刈り作業に追われ、「へとへと」で「くたくた」だ。
できれば露天の湯にでも浸かりながら「のんびり」と「ゆったり」したいものだ。
ひとっ風呂浴びた後、エアコンの効いたところでキンキンに冷えたビールを片手に、甘みが絶妙でしかも上品な塩味の効いた焼き鳥を頬張り、「べろんべろん」いや「ぐでんぐでん」に酔っ払い、嫌なことをすっかり忘れる迄呑みたいものだ。
もっとも、嫌なことなど殆どない。いや、感じないと云った方が正しいのかもしれない。

冒頭でオノマトペを連呼し、期待を含めた願望を述べたが、昨夜自宅に戻ってみると、幼友達から著書が届いていた。
『くらべてわかるオノマトペ」と云う本だ。

 

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