海外のリスク
数年前まで、国内に仕事が見つからない若者は海外へ行け、という声が、テレビもネットも新聞も含めて叫ばれていた。それも、ある程度有名な人が言っていたから始末が悪い。問題なのは、海外のリスクを何も説明せず、とにかく一回行ったらいいと無責任に言いたい放題だったところだ。
マレーシアで女子大生が殺された事例や、ジャーナリストが戦場で狙撃され、亡くなった事例をみても、やはり、海外では日本よりも身に危険が及ぶリスクが高いとみて間違いない。
今回のアルジェリアの件は、隣国マリとフランス政府軍の紛争に巻き込まれた形となったが、紛争地帯では、これは、やはり想定の範囲内としておかなければいけないことだっただろう。
アルジェリア軍が監視しているから安全だ、という理屈だったみたいだが、紛争地帯で治安がすこぶる悪い環境では、安全な場所なんてない。砂漠の真ん中で、警備も手薄になっていたのでは、と日本の軍事評論家に言われるほど、テロリストの格好の標的となった可能性が高い。
記者がアホな質問をしていた。
ガードマンとかいなかったのか?と。
監視しているアルジェリア軍が制圧されて、ガードマン程度で何ができるというのか。少し考えたらどうだ。
武装テロリストは、今や他国の軍隊と渡り合うほどの、強力な戦闘集団。一国を支配しようとしてる集団が、一施設くらい、簡単に占拠できるだろう。
フランス軍がマリに攻撃をしかけたときに、会社は、日本人の社員に即時帰国命令を出しても良かったのではと、悔やまれる。
ともかく、日本人はもちろん、一人でも多くの人が助かってほしい。