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日経夕刊のコラム<明日への話題>に連載中の長谷川真理子教授。6月12日は「過剰生産性のゆくえ」――。火山、彼女が毎週<月曜日>に執筆する都度、<目の敵>にしてきた。特に<集団と個>などは<無知!>と口汚くコキおろした。<独断>が多く<論理>にも飛躍がある。これでよく<総合研究大学院>大学などという<凄い>研究機関に<職>を得られたとびっくりしたのだ。きっと「<美人>に違いない。だからスカウトされた」と推測した。ナントしばらくしたらNHKのクローズアップ現代に登場した。自然環境の保護、個体の保全といったような話題だったと思う。仰天!!やっぱり<美人>だった。タレント並だ。

だが――。今度ばかりは<感心>した。ご立派! やはりただのムジナではなかった。いや、こういったらムジナに失礼だろうか。「先週、男と女の生産性について述べた。狩猟採集生活という生業形態を見ると、男性の食料生産性は10代後半から20代前半にかけて急激に上昇し、自らが消費する量の数倍もの生産性をあげる。一方、女性の食料生産性は思春期にはさほど急激に上昇はしないが、以後もずっと上昇し続け、45歳から65歳にピークを迎える」と始まった。

「女性の食料生産性は、なぜ思春期に急激に上昇しないのか」――。ここからが面白い。「それはこの時期の女性が、食料生産ではなく、子どもの生産の繁殖の時期に入るからだ」と続く。「この時期の女性は、持てるエネルギーの多くを妊娠、出産、授乳という大仕事に費やす」――。面白い。実に素晴らしい着眼。

だが――。もっと面白いのがタイトルとなった「<過剰生産性>のゆくえ」という話だ。「(男性の潜在的生産力の行方を考えると…)チンパンジーだって、他の哺乳類だって、雄は思春期以後に急速に力をつけ競争力を増強する。そして雄どうしで闘い、勝った個体だけが繁殖できる。厳しい闘いの結果、雄は競争に勝とうとする動機付けや強大な筋力やリスクを省みない情動を身に付けた」――。凄い。長谷川真理子教授のような<美女>からそういわれると火山でも<勇み立つ>! なんちゃって…。

だが自然界の<掟>は厳しい。<弱肉強食>だ。ヒト以外の動物の世界では<負けた雄>が持っていた<潜在的生産力>はすべて<無>に帰する。生かされることなく消える。<優勝劣敗>―――。<非情>の論理が支配する。だが、何とかこの<潜在力>を生かす<道>はないか―――というのだ。しかも<美女>長谷川教授は<ヒト>の<男>に求める。<動物>の<雄>は除外。問題は<男>だ!

「人間でも、男性の生産性や攻撃性、競争に勝ちたいという動機付けは、もともと他の哺乳類と同様に雄どうしの競争の結果として獲得された。それを個々の雄どうしの闘いのみに終らせることなく、その過剰生産能力を、社会全体のために使う方策を見出したところに、人類発展の鍵があるのだ。『男とハサミは使いよう』というと失礼かもしれないけれど」と<可愛らしく>終る―――。ブラーヴァ!!

今回はこれでよい。だが前回、火山、またもや<カッ>となりかかった。題して「男と女の生産性」――。

「狩猟は男の仕事である。一人の男性がどれだけの獲物を捕ってくるかを測定したところ、それは10代後半から20代前半にかけて急激に増加し、30代でピークを迎え、45歳を過ぎると急速に落ちる。一方、植物性食品の採集は女性の仕事である。女性では思春期にそれほど急激に生産性が高まるわけではないが、以後もずっと伸び続ける。そしてピークはなんと45歳から65歳なのである」――。

何が<カッ>となったか。もちろん男性の生産性が「45歳から急激に落ちる」だ。これを平気で聞けるとしたら<男>じゃない。火山の現役最後の10年は人事制度が<年功序列>から<能力主義>に移行する時期だった。だから年収は下がっても仕方がない。<目標管理>で自己申告した目標を自己査定、上司と協議して<年俸>が決まる。だが幸い火山の年俸は伸び続け、定年直前が<ピーク>。住宅ローンも完済していたので、家内と二人で一応、ゴールデンエイジをエンジョイした。だから激怒!なんちゃって…。

長谷川真理子教授に言わせると「以前から、学生を見ていて、男子学生は20代前半で見るべきところが見えないとその先も伸びないが(残酷な言い方。美人特有の冷たさ――)、女子学生は、もっとずっと長く見ないとわからない(勝手な言い分。独断!――)という気がしていた」…ですと!!「この直観には本当に根拠があるかもしれない」と終っていた。どう思いますか。

もっとも、昨日の<過剰生産性のゆくえ>は、どっちにしろ<ブラーヴァ>だ!!!火山も<美女>の<ハサミ>になりたい。