水原一平さんによる大谷選手のお金の横領問題が話題になりましたが、その中で大谷翔平選手が3年間一切口座に触れていないということが話題になりました。大谷選手くらいであればいくつか口座があるでしょうし、その中で手付かずの口座というのがあってもおかしくないのかもしれません。大谷選手のチームメイトであるグラスノーも自身の口座をわざわざ見ることなんてないよという発言をしています。
この辺り、大谷選手の口座管理が問題とも言えますが、まぁ実際のところ超一流の選手などが自分たちで管理をするということがなく、企業なりなんなりに管理を任すということは一般的かと思います。通訳として水原さんに認知度が高かったがゆえに、衝撃的となったわけですが、誰かに任せているという状態であれば何かしらの不正が起こる、人為的なリスクというのはゼロにはできないというのは事実かと思います。
それこそ銀行口座な訳ですから、銀行員に悪意があれば、それをどうにかされてしまう可能性すら全くないとはいえないわけですから、そのあたりは難しいところかもしれません。
3年間口座が放置されるような状態であることを知っている誰かからすれば、ちょっとしたことからそこに手をつけてしまうということも起こりやすい状態だったと言えます。
ただ、3年間口座を放置していたとのことですが、そのようなことが許される状態であったというところにリスクが生じたとも言えます。
それこそ一般的な社会人であれば、口座を見たくなくてもアクセスする必要があります。お金を引き出したり、クレジットカードを利用したり様々なことで口座へアクセスをしなければ、生活そのものができないからです。3年間口座を放置していたことに対して、大谷選手ってお金に興味がないんだなという意見も目にしましたが、お金に興味があるない以前にそれが許される状態であったということがある意味では異常なわけです。
球団からのサポートなどもあるでしょうし、身の回りのことをしてくれる人がいて、お金の管理を任せることができていれば確かに自分からアクセスする必要性のかもしれませんが、それだけ他人に依存しているという状態であり、そのことは普通ではありません。
野球に限らずスポーツ選手などで引退後に破産するというケースは割とよく耳にする話です。お金を持っているスポーツ選手からそのお金を引き上げたいという悪い輩などが出てくるためというのはあるでしょう。
しかし、今回の大谷選手のそれから分かるように、そもそも社会人として依存している状態であるのが通常であるならば、引退後そういうものがなくなり、放り出されたとするならば、破産するような状態になってしまうというのも当然起こりうる気もしますね。
社会人として自分たちで管理をすべきところを管理しなくても生活ができるというのはそもそも非常に特殊な状態だと言えます。そしてその特殊な状態だったからこそ3年間アクセスがなく、それが今回のことにつながる遠因にもなったというわけです。
まぁ実際用事がないにしても確認を込めて口座などへはある程度の期間でアクセスはしていた方がいいというのは確かなところです。
単純に例えばずっとアクセスなどをしていなければ、パスワードがなんであったかということもわからなくなります。暗号通貨のお金が今どこにあるのかわからなくなっているといったコールドウォレットの持ち主もいるのではないでしょうか?
水原さんによる横領に限らず、クレジットカードを不正に使われていたとしてもそれは引き出しの履歴などを見なければなかなか気づかないかもしれません。
チェックをしておくには越したことないというわけです。
しかし、皮肉を言えば、今回大谷選手が関わっていないとされたのは、3年間アクセスがなかったことが証明されたからでもあります。この点については、なんとも皮肉とも言えるかもしれませんね。(まぁ実際はアクセスがなかったことというよりは携帯を通しての取引履歴がなかったからであり、細かく確認をするだけしておくには越したことがないとも言えますが。)
3年間口座にアクセスしなくても生活がままなるような特殊な状態だからこそ、今回のようなことは起きたのかもしれませんが、口座を持つ立場からするとその管理が不十分であったという側面があるのも確かなところです。
スポーツに集中したいという思いもわかりますし、お金の管理を自分でしたくないというのもわかりますが、周囲に任せていればokそのような状態にはそれだけのリスクがあるということを考えさせられる一件でしたね。