パリ五輪アメリカ代表11人が決定 | 米の心

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ESPNがパリ誤飲のアメリカ代表のうち11人が決定したとスクープしました。

すでに2月末の段階でレブロンやカリーなど7名が内定されていたと言われていますが、4名追加されたことになります。

報道が確かであるのであれば、今回のアメリカ代表の本気度というのがうかがえる選出であり、もちろん、怪我やPOなどの影響もありここから変わることはあるかと思いますが、久々のドリームリームと言われてもおかしくないのではないでしょうか?

アメリカ代表12名のうち11名、ESPNがあげたのは以下の選手。

ハンドラー
ステフィン・カリー(ウォリアーズ)
デビン・ブッカー(サンズ)
ドリュー・ホリデー(セルティックス)
タイリース・ハリバートン(ペイサーズ)

ウイング
レブロン・ジェームズ(レイカーズ)
ジェイソン・テイタム(セルティックス)
アンソニー・エドワーズ(ティンバーウルブズ)
ケビン・デュラント(サンズ)

ビッグ
ジョエル・エンビード(セブンティシクサーズ)
バム・アデバヨ(ヒート)
アンソニー・デイビス(レイカーズ)

ガードは最近ドンチッチはSGAなど他の国出身の司令塔が目立ちますが、アメリカ代表で現役となれば、このあたりがベストになるかなと思います。今年のアシスト王のハリバートンに、得点能力の高いカリーにブッカー、DF面での貢献度の高いホリデーは非常にバランスのいい選出。モラントは怪我していますし、マクシーあたりはいても面白かったかもしれませんね。若手などをある程度多く使う時であればマクシーの方が選択肢になったように思いますが、このあたりはガチで選んだ感があります。

フォワードは、レブロン、テイタム、エドワーズ、KDの選出。

こちらも今シーズンの活躍やキャリアからするとさすがという選出ですね。キングレブロンは12年ぶりの代表とのことですが、オフェンス能力は依然として衰えておらず、他の代表のメンバーからすると試合時間をある程度限定的にできるという意味でもポイントは高いと思います。国際大会で安定した活躍を見せるKD、そして今年の狼の躍進をさせた人物であるエドワーズ。エドワーズに関してはNBAの次世代を引っ張る存在としての注目度が非常に高まっていますね。それに万能なテイタムとこちらも納得の選出。

センターについては、エンビード、AD、アデバヨの選出。

アメリカ代表はここ数年しばしば言われるのがセンターの弱さでした。実際、これまでの代表を見てもヨキッチだのヤニスだのインサイドの強力な選手はアメリカ国籍以外が多く、その意味では唯一弱点とも言えるところがあるポジションでした。

そんな中大きく話が変わったのが、エンビードがアメリカ国籍を取得し、アメリカ代表を選んだということ。エンビードについてはフランス代表の可能性もあり、今回パリ五輪ということを考えるとフランス代表を選ぶ可能性もあったのではないかという中でこの選択をは大きかったように思います。フランス代表は今年のROY候補のウェンバンヤマにDPOYを3回とっているゴベアなど優れたセンターがいる中で、もしエンビードも加わっていれば強烈なインサイドを形成していたと思います。

そのエンビードがアメリカ代表を選んだことによって、一気にワールドクラスのセンターがアメリカ代表に加入。それにADとアデバヨが選ばれる形になりました。

エンビードとADはトップクラスのセンターですが、共に弱点があるとすれば、それは怪我などをしやすい体質というところかもしれません。チームのコアとなるだけに非常に激しいやり合いとなることが多く、それだけに削られやすいというのがあるのかもしれません。ただ、センターとして驚異的な選手が複数選ばれることによって出場時間をコントロールできるようになりますし、この代表のメンバーであればどこからでも点が取れますので、ADやエンビードを徹底マークすればいいという話にはならないので、そのあたり本領を発揮しやすいかもしれません。

ただエンビードについては怪我から復帰直後の段階ですので、代表として出場するかというのはPOを含め、状況に応じてとなるのではないでしょうか。

ADとエンビードの怪我リスクというところでいえば、アデバヨの存在は大きいですね。消耗の激しいセンターのポジションで今シーズン71試合、34m出場しており、外からもある程度シュートを決めれ、リバウンド力が高いです。ブロックはそれほど多いタイプではありませんが、離脱リスクが他のセンターより少ないという意味ではチームのインサイドにとって大きいかと思います。

あと一人が誰になるかといったところですが、個人的にはチームのバランスを取れるタイプの選手、DF的貢献度の高い選手、インサイドの選手あたりが候補になるのかなと思います。どちらかといえば、チームを締めるような選手というのが選ばれる気がしますね。すでに選ばれている選手はいずれも爆発力も得点能力も高い選手ですから得点を期待してというよりは、DF面で貢献できたりゲームコントールが長けていてクロージングがうまい選手などといった選手の方がより選ばれる可能性は高いのかなと予想します。献身的な選手やバスケIQの高い選手なども候補になるでしょうか。

またそのあたりはエンビードが参加できるかどうかというところにも大きく影響をしそうな気がします。

さてRSを終えてPOへと向かうNBAですが、今シーズンの個人スタッツを見ると西側の選手の活躍が目立ちます。西高東低と言われることも多いNBAですが、スタッツで見ると確かにそれを感じますね。

代表だと割と同じくらいの人数になっているのですが、このあたりはチームでの役割などもあってのことかなと思います。

ドリームチームの期待が高まるアメリカ代表、パリ五輪のメンバーがどうなるのか非常に楽しみですね。