ライドシェア解禁 | 米の心

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2024年問題が取りざたされていますが、24年から始まるサービス改定として注目されているものの一つがこちら、ライドシェアの解禁ではないでしょうか?以前は2種免許を持っていないドライバーがタクシー行為をすることは白タクと呼ばれ認められておりませんでしたが、今年の春先からこれが部分的に解禁される見込みです。

タクシー不足で悩まされる地域などに対して、地域や時間を限定してライドシェアを認めるといった感じになるようです。

流れとしては、タクシー会社がまず、人員不足でサービスを提供できてない時間、地域について配信アプリのデータを活用して見える化、そしてそこに対して一般のドライバーを当てがうということになります。時間帯や地域のデータ化されていることが大事であり、その意味で言えば地方限定ではなく、都市部でも認められるということになります。

これによって、タクシーのドライバー不足を補おうというわけですが、トラブルや時節的な流れにどれほど柔軟に対応できるかという点についてが一つの課題になるかなと思います。

例えばタクシーを利用鮨ないにしても、天候などの影響は大きくあるかと思います。雨の日や雪の日だとタクシーを普段歩いている距離でもタクシーを利用しようという人は増えるでしょうし、暑い日なども同様で外暑い中歩くならタクシーでという人も増えるでしょう。それは、その時、そのタイミングでの需要の増加であり、それにどう対応するかというのはシステムをどれだけ作るかということが大事になってくるかと思います

最もシンプルな作りとしては、その地域にいるドライバーの人数などに対して配信アプリの以来数が一定をうわまっった時に白タク行為を認めるといった感じになるでしょうか。まぁその辺り柔軟なシステムにできるかは気になるところです。

ただ、タクシーの運転手というのであれば例えば多少のプライバシーの問題などに対しても配慮があるかなと思いますが、それが一般のドライバーであればその点不安に思う人もいるかと思います。その辺り、利用する側も特に女性などは気を遣うところも出てきそうですし、一般ドライバーについても採点できるシステムがきちんとあり、それがかつ同様の配信アプリで提供され、データ化されている必要があるのかなと思います。

また、それを認めることによって白タク行為とのグレーゾーンが出てしまうことにどう対応するかというのは大きな課題になるでしょう。

例えば、この時間、この場所では一般ドライバーも行って大丈夫となっているかどうか、というのをどう共有化するかというのは難しいところがあるかと思います。それこそ知らなかったといえば白タク行為をやれてしまえる状況になるわけです。いつ対象になり、解除されたのか、いつ乗せたのかそれらを含めるといくらでも誤魔化せるからです。

アプリを利用した場合のみみたいな形に形式上はできるかもしれませんが、適当に一般ドライバーがアプリを使わずに白タク行為をした場合それを止める手段というのはおそらくないかと思います。その現場を直接見かけ、指導した場合などに限られるのではないでしょうか。

警察側もいつ一般ドライバーの白タク行為が認められている状態であるかというのを事細かにリアルタイムに把握するのは不可能かと思います。となると結局のところ、その辺り見分ける方法が非常に困難になってしまうわけです。正式に一般ドライバーでタクシー行為ができる状態の人と白タクをしている人の違いがすぐにはわからないわけです。

それを利用すれば、今はできる時間だと知らなかったとしらを切ることも簡単にできてしまいます。

一般のドライバーができない状態でタクシーはタクシーという乗り物として、見た目ですでに判断できる状態であると言えます。しかし、一般ドライバーのタクシー行為を部分的でも認めるようになった瞬間、その見分けが難しくなります。

また、料金設定をどうするかなども課題になるでしょう。

ライドシェアの場合タクシーを使うより気軽で安い傾向がありますが、タクシー配車アプリで管理するのであれば、どのように値段設定をし、タクシードライバーと一般ドライバーを分けるのかも難しくなりそうです。同じ値段であれば本当に人手がいない場合を除き一般ドライバーより経験豊富なタクシードライバーに来て欲しいという声の方が当然あるかと思います。

その辺り含めて、作り込みというのが難しくなりそうで、ではドライバー不足だからライドシェアを解放しましょうというのが簡単に行くかは疑問です。

前述のように、認めてしまえば白タク行為を悪意を持って行うということに対して、歯止めを聞かせる手段がなくなります。

さて、その辺りどのようにするのか気になるところです。なんか今の内閣のやることは基本ずさんなまま進めていくものが多い気がしますね。