プロ野球開幕6月中旬以降で調整 | 米の心

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いつ開幕するのかと騒がれていたプロ野球ですが6月19日を最短として中旬以降で検討している様です。海外などの動きをみても、今月から無観客試合で開催し始めたスポーツや来月あたりからの再開や開催を目指しているところというのは結構多いですね。

ただF1みたいなスポーツはいつからというのは結構調整が難しいかもしれないですね。国を股がって年間でレースをするというのは非常に特殊なスポーツです。そして一つのチームの為にものすごい数の人々が動き支えているわけですね。

それぞれがホームとする国も違えば、開催国もその折々で変わる、そうなると、では英国にファクトリーをもつチームはダメだけど他の所は大丈夫、この国は大丈夫だけどあの国はダメというタイミングを合わせるのが非常に難しいからです。

欧州の場合特に感染を抑えるのが難しい環境にありますから余計大変かもしれませんね。F1は欧州を中心としたスポーツですし。

さて、プロ野球の開催時期が6月中旬以降ということで動き出したわけですが、それに伴い様々な話も出ている様です。例えば、交流戦やASの中止案、CSの中止案などですね。

ASについては仕方がないかもしれませんね。なんだかんだASはその年に活躍した選手を選出する傾向があるので、6月からだといつやるのか、どれだけ活躍をしたのかを示すのが難しいですし。

まぁそもそも近年におけるASの価値というのは考えるものがありました。

交流戦が始まった事に寄ってセパのスターによる夢の共演という意味合いは少なくなりましたし、これはMLBやNBAでもそうですが、以前はお祭りであり、かつ、真剣な場であったところがそうではなくなりつつあります。

ASで怪我するのはバカバカしいですし、より選手や球団がビジネスライクに考える様になったというのもあるかもしれません。

まぁオリンピックへの出場やP12、WBCなどもそうですが、確かに選手にとってはそれはリスクがある一方で見返りが大きいものではないですし、それは球団にとってもそうかもしれませんが、野球ファンの為のエンターテイメントスポーツという観点からすれば、あまりにビジネスライクや発想や合理的な動きというのはファンを楽しませる動きになるのかという点においては疑問がありますが。

まだまだどうなるかは分かりませんが一旦の開催に向けて動きが出来る様になるということは各チームにとって大きな事でしょうね。

CSについてはやらないかもという話も出ている様ですが、各チームにとっては旨味のある話なので、CSを廃止とするにはそれに向けての説得力の行く流れというのが必要かもしれません。

例えば、全体の試合数が大幅に減少しているにもかかわらず、CSはやりますは何とも奇妙な気もします。RSとPSをどう考えるかという話でもあるのですが、PSはレギュラーシーズンありきなので、ではそのレギュラーシーズンを十分に満足の行くだけの試合数が行われたのかという話になるからです

RSの試合数が大幅に削られるのであれば、今までは長期戦、1年がかりで考えていた戦略がそもそも短くなるわけですから選手の酷使も増えるかも知れません。MLBなどでもPSの戦い方はRSとは違って結構無茶をさせる事は珍しくありませんね。

まぁ実際には短期決戦というわけではないですが、シーズンを通しての成績を求めて選手起用をするべきかどうかという点も変わってくる可能性があるからです。

どうなるかは分かりませんが、これは各チームが当初考えていたものとは違う話になるだけに、単純に戦力の充実であったり、または球団としてきちんとそれにあわせた戦略性を示す事が出来るか、監督が対応できるか、選手が準備できているかというのがモロにでるような気がしますね。

エンターテイメントスポーツがこの2ヶ月、3ヶ月の間になくなってしまいそれによってストレスを感じていた人もいるでしょうから、まずはこのような動きが出て来た事は嬉しいですね。

ただ、そこで感染拡大などになれば、それに対して叩く輩は当然に出て来ますから、慎重な対応が求められるかもしれませんね。

個人的には楽しみだったので嬉しい動きです。

試合数が減るなどという事などがあるのであればFA権などにも影響するかも知れません。1軍登録日数で計算されるものですが、この辺りは選手に対して温情のある動きを見せてもらいたいものですね。