さて、12月28日(土)には、ソフトボール部は本校で練習納めを行いました。2024年の締めくくりですね。この日は11時過ぎまで練習し、大掃除に取りかかりました。ソフトボール部が掃除する場所は大きく分けて2つ。体育倉庫と部室です。体育倉庫は体育科が授業や、陸上競技大会やマラソン大会で使用する備品が置いてあります。もちろんソフトボール部が使用するマシンや、野球部のマシンなど学校で活動する部活動の備品がおさめてあります。なぜソフトボール部が掃除するようになったかは不明ですが、私が副顧問として就任してからずっと掃除を行っています。恐らく学校で年末まで学校のグラウンドで練習していたのがソフトボール部だったので掃除するようになったのだと思います。
体育倉庫の掃除は、部員たちも手慣れたもので、手際よくテキパキと動いていました。まずは備品を全て外に出します。体育倉庫には大きいマットもあり、これを出すのが一苦労。ほぼ全員の力がないと押し出せません。それが終わると、簀の子を上げて掃き掃除。1年分の埃と人工芝のゴムチップを掃き出します。この日は全員マスクをして掃除していました。ものすごい埃が出ますからね。
部室はいつもキレイにしていれば掃除は大変ではないのですが、そうは上手くはいきません。体育倉庫と同様、全ての荷物を外に出してから、1年間で溜まった不要なものや、壊れたものを整理整頓していきます。だいぶ無駄な備品もなくなりました。やっぱり部室でも何でもそうですが、無駄なものがなくなってスッキリすると気分もスッキリしますね。部室もとてもキレイになりました。13時過ぎには掃除も終わり、これで2024年のソフトボール部の活動が終わりました。
2024年も色々なことがありました。
1月はまだ3年生がいましたね。2024年のスタートは男子バレー部の春高バレー応援から始まりました。1回戦を勝ち、2回戦まで進みました。福井工大福井に負けましたが、東京体育館の応援席を駒澤大学高校の生徒たちで埋め尽くした光景は今でも目に焼き付いています。ソフトボール部は東京立正高校との練習試合から始まり、葛飾ウインターカップⅠにも参加。都立小平西とも練習試合をしました。どの試合も勝ちはしますが、強豪には全く歯が立ちませんでした。そして月末には東日本大会の対戦表も送られてきました。
2月。2月は高校の一般入試や併願優遇入試があり、なかなか試合が組めませんでした。そんな中、行われた葛飾ウインターカップⅡで見事初優勝!とはいっても抽選ですが・・・。相手は同じく東日本大会出場予定の県立千葉商業でした。ですがその後は入試や学年末試験などで満足に試合ができませんでした。
3月はいよいよ東日本大会が目前に迫ってきました。ですが本校では卒業式、そして2年生の修学旅行と行事が盛りだくさん。その合間を縫って試合を組みますが、東日本大会直前の練習試合で2年のセンターが足を捻挫。出場すら危ぶまれる事態に・・・。そんな中で迎えた東日本大会。なんとか1勝をと意気込んで向かいましたが、結果は全敗・・・。東日本大会参加校のレベルの高さをまざまざと見せつけられました。また天気にも見放され、4日間のうち2日間が雨で中止。ですが、この大会に出場出来たことは大きな経験となりました。また幸運にもよく練習試合をしている埼玉の浦和実業や神奈川の白鵬女子、横浜清風、千葉の千葉商業など顔見知りの先生方も多かったのも嬉しかったですね。
4月。ついに新しいシーズンが始まりました。部員たちは5月の春季都大会に向けて頑張るのとともに、新入生の勧誘に追われました。この年は入学予定者が全員試験で落ちてしまい、入学者の中から声を掛けて入部を募らないといけない緊急事態。部員たちはあの手この手で勧誘に精を出しました。顧問も独特の声で放送で入部を呼びかけました笑 おかけで6名(マネージャー含む)の新入生が入部。何とか活動できるようになりました。
5月。ついに春季都大会が始まりました。1回戦は愛国高校。本当に良く当たりますね。辛くも勝利をおさめると、ベスト8がけは目黒日本大学。コールド負けで春季都大会ベスト16となりました。その後も練習試合を重ね、6月のインターハイ予選都大会に全てを賭けていきました。抽選会では1回戦都立江戸川。勝つとベスト8がけで都立小平西のクジを引きました。
6月。インターハイ予選都大会1回戦では前評判の高かった都立江戸川をまさかのコールド勝ちで破ります。試合前から取り組んだマシンの練習が功を奏したのかも知れません。そして勢いのままにベスト4を目指して、公立の王者、都立小平西と対戦。結果はあえなく7-0のコールド負け。やはりベスト4の壁は厚かった・・・。部員たちも粘っていけましたが、小平西の地力が上回っていました。
7月。今年は3年生の最後の大会、私学選手権が7月の終わりとなりました。3年生は有終の美を飾ろうと練習試合に明け暮れました。1回戦桐朋女子・松蔭合同に勝ち、2回戦日大豊山女子・東京純心女子・八王子合同に勝ち、最後はガス橋で藤村女子と対戦。この代はこれで神田女学園、目黒日大、都立小平西、藤村女子と東京都ベスト4と全て対戦したことになります。最後の藤村戦、3年生にとっては悔いの残る試合となってしまったかも知れません。ですが最後までやり切ってくれました。
8月。新チームのスタートはまさに練習試合祭り。他のチームは大体6月のインターハイで代替わりしていますが、うちは私学選手権まで引っ張るので他チームよりも新チームのスタートが1か月遅れます。そんな中、手当たり次第、練習試合をしてチームとしての力を付けていきました。人数が揃わなかったり、全く試合にならなかったりで苦しい中、8月後半には恒例の夏合宿。1日も雨が降らず全行程やり切りました。そしてこれまた恒例の八支部大会で強豪鷗友学園を破り見事連覇を達成しました!
9月は私学新人戦。八支部大会優勝の勢いのままに私学新人戦も波に乗りたい所でしたが、1回戦愛国に苦戦。何とか勝つも家政大附に惜敗。打てども守れず。このチームの弱点がもろに出てしまいました。その後も練習試合を重ねるもなかなか安定した力を発揮することは出来ませんでした。そして何と言っても完全復活した本校の文化祭「駒大高祭」では部員も顧問も全力で取り組みました。保護者の御協力なしには40万近い売り上げは達成出来ませんでした。
10月。10月末から高体連新人都大会が始まりました。クジは1回戦鷗友学園、勝つと家政大附という激アツなクジ。中間試験明けという厳しい中でしたが、なんとか鷗友学園をタイブレーカーで下し、2回戦へ。これまた家政大附に10-9という大熱戦。これで高体連ベスト8に入りました。すると今年の実績点の関係で本校に東日本大会出場のチャンスが訪れます。翌週には東日本大会出場候補校決定戦に出場、またまた家政大附と対戦し、見事勝利。東日本大会出場候補校となりました。
11月。東日本大会出場候補校となった本校でしたが、あえなく東日本大会への出場は叶わず。その後は練習試合を重ね、来るべき来シーズンに向けてチーム力の向上に努めました。11月末には世田谷レディースカップがあり、決勝戦まで進むと三度、鷗友学園と対戦。ついにここで敗戦。途中まではこらえていましたが、鷗友打線に捕まり大差での敗戦となってしまいました。この辺りからチームの脆さがもろに出るように。1イニングに大量失点するケースが増えてしまいました。
12月。チーム状況は苦しいままでしたが、第9回市川ウインターカップでは初優勝。優勝できたことは素晴らしかったですが、まだまだ悪癖は直らず。年末には多摩川ウインターカップの開催。関東近県から10チーム集まって頂きました。本校は準備で迷惑を掛けてしまいました。このチームはやらなくてはいけないことが沢山あります。ただ伸びしろも十分にあります。
さて、大変長くなってしまいましたが、2024年もこれで終わります。本校ソフトボール部に関わって下さいました各校の先生方、審判の皆様、会場校の先生方、大会運営に携わって下さいました皆様、そして何より部活動のご理解ご協力を頂きました本校保護者の皆様、大変お世話になりました。2025年も引き続きよろしくお願い申し上げます。