12月27日(金)には砧公園軟式野球場にて「第2回世田谷ウインターカップ」の2日目が行われました。

この日、実は前日の夜遅くに雨が降っていて実施が危ぶまれていました。

自分の学校の自前のグラウンドであれば、無理矢理にでも実施が出来たのですが、

あくまで砧公園は東京都の施設。使用許可が下りるかは管理事務所の判断次第です。

しかもその判断は当日の朝8時30分。他校の先生方も部員の皆さんも、審判団もいらしています。

そこでまさかの中止を伝えるのはかなり失礼ですし、内心本当にドキドキしていました。

 

少し早めに、砧公園に来てみると、天に願いが通じたのか、グラウンドには水たまりはなく、キレイになっていました。

なんとか、管理事務所から許可がを頂き、予定通り試合を進めることが出来ました。本当にほっとしました。

この日集まったのは、昨日に続いての本校と日体大荏原、日大豊山女子、神奈川県の市立高津、埼玉県の秋草学園と、

都立第一商業、富士見がいらしての6校となりました。本校はこの日3試合が予定されていました。さて結果は・・・

 

 

第2回世田谷ウインターカップ2日目 A面 第1試合

 

市立高津 9ー3 駒澤大学

 

負けてしまいました。市立高津とは世田谷ウインターカップ、スプリングカップに必ず参加して頂いています。

神奈川県ではベスト8常連校、ベスト4も十分狙える実力があります。普段ではそうそう対戦出来るチームではありません。

ここ数年では、僅差はおろか、10点差以上をつけられることの方が多い相手です。

 

この試合の先発は2年の背番号8。彼女の力がこの強豪相手にどこまで通用するか、試して欲しかったからです。

結果的には、大量失点となってしまいましたが、決した打たれていたわけではありません。

失点の内容は、自らのコントロールミス、ワイルドピッチによるものがほとんど。そうした意味では非常にもったいなかったですね。

それと同時に、高津相手にしっかりコントロールされたボールさえ投げれば、打ち損じがあったからです。

 

また、バッティングでも光明が見えました。7点差をつけられた後、3番がタイムリー2ベースを打ち、4番がセンターオーバーの2ランホームランで

3点を返しました。高津相手にこれだけ完璧に点数を挙げられたのも大きな収穫です。だからこそ、色々な面でもったいなかったですね。

 

 

第2回世田谷ウインターカップ2日目 A面 第3試合

 

駒澤大学 0ー14 日体大荏原

 

負けてしまいました。これまでないほど完璧に叩きのめされました。

前回対戦したのは、12月22日の淑徳大学坂戸グラウンド。その時は6-5で勝つことが出来ました。

しかし、この試合は本校は手も足も出ず、完膚なきまでにやられました。

日体大荏原は22日とただの1人もメンバーを代えていません。まさにメンタルのなせる業。

高校スポーツにおいて重要なのは、メンタルなのだと再確認しました。

 

この試合の先発は2年の背番号1。この日は3試合あり、80分時間制。さすがに3戦連続同じ投手で行くわけにはいきません。

そこであえての登板をさせましたが、結果としては裏目に出てしまいました。コントロールにも苦しみましたが、

それより何より、完璧に打たれました。その数12本。これだけ打たれたら試合になりません。

荏原の気合いが違いましたね。本校の部員たちはその圧力に負けてミスも連発。

全く良いところなく、敗戦しました。日体大荏原にとっては練習にならなかったでしょうが、本校にとってこうした経験は

非常に有益だったと思います。日体大荏原との真の実力差を身を持って実感できたことは大きかったと思います。

 

 

第2回世田谷ウインターカップ2日目 A面 第5試合

 

駒澤大学 2ー5 日大豊山女子

 

負けてしまいました。この敗戦も痛かったですね。

2019年最後の試合は日大豊山女子高校となりました。日大豊山女子は今年度高体連の試合で全てベスト8入り。

来年の3月末に行われる東日本大会にも出場が決まっています。すっかり本校と差がついてしまいましたね。

 

先発は2年の背番号8。この日の第1試合と同じミスを繰り返さないように試合に臨ませました。

しかし、結果は変わらず・・・。四球は少なかったですが、自らのエラーが絡んでしまい、いきなりの4失点。

私としても部員たちに試合が始まる前、この試合は本気で勝ちに行こうと伝えてあったので本当に残念でした。

ただ、その思いが伝わったのか、直後の3回表、好調の4番5番で2点を返し、4-2と接戦に持ち込みます。

2回裏を何とか0点で抑え、3回もチャンスを作るも、得点は奪えず。後一歩まで追い詰めるも、追いつけません。

すると、3回裏に追加点を奪われてしまいます。

 

最終回となった5回表、ついに日大豊山女子はエースを投入。なかなか対戦できる機会のないレベルのピッチャーです。

本校はちょうど1番からの好打順。1番はセカンドゴロとなるも、セカンドがボールをこぼし、無死1塁。

2番はフライアウトに終わるも、3番の時にパスボールで1アウト2塁。3番は振り逃げで1アウト1,3塁。

4番は三振に終わるも、5番は外角の球を上手く打ち返してセンター前か、という打球をショートがファインプレー。

グラブの先っぽにボールをねじ込み、3アウト。ここでも後1点が遠かったですね。

当たり前ですがこの試合で、本校が勝てなかった理由は、そのものつまり、ミスの差でした。

日大豊山女子にもミスは出ていましたが、本校はそれを上回ってしまいました。

やはりミスをした方が負ける、これは勝負の鉄則です。まだまだ練習が足らないということですね。

 

当日は、昨日に続き、グラウンド作りから審判団へのお弁当の購入、ボールガール、グラウンド整備、片付けまで

各チームの顧問の先生方、部員の皆さん、本当にお世話になりました。皆さんのご協力なくしてこの大会は運営できませんでした。

本当に心より感謝申し上げます。まあ2日間に渡り試合を裁いて頂いた審判団の皆様、寒い中本当にありがとうございました。

おかげさまで、参加頂いた各校の先生方から是非とも来年も参加したいとのお話を頂きました。来年度も沢山のチームが呼べるよう、

色々と工夫をしていきたいと思います。今回は私の能力不足で様々な学校にご迷惑をお掛けしてしまいました。申し訳ありませんでした。

今後とも精進していきますので、宜しくお願い致します。また応援に駆けつけて下さいました本校保護者の皆様、今年の練習試合はこれで終了となります。

来年も、1月7日(月)から練習試合が始まります。苦しい戦いが続いていますが、このチームは確実に強くなっています。応援宜しくお願いします。