とっておきの上達法。 | 用賀烏鷺白書

用賀烏鷺白書

東急田園都市線・用賀駅上にある碁会所梁山泊。

その席亭の日々の出来事をつづっています。

初段から三〜四段ぐらいの棋力の方に、ぜひ聞いてほしいことを。

私が昔、三段ぐらいで打っていた時の話です。

同じぐらいの棋力の方とは楽しく勝ったり負けたり、そして、高段者には3子、4子おけば、勝負になる、といった形だったでしょうか。

一般的な碁会所で中堅クラスの、一番層が厚い棋力でしょうか。

同格相手に楽しく対局はできても、
上位の高段者には、置石頼りに堅く打って守り抜くという感じだったでしょうか。

ある時、高段者同士の検討が眩しく感じ、
私もそこに仲間入りしてみたい、と思うようになりました。

当時、手元に本因坊秀和の棋譜の本があり、それを並べるようにして、

そして、ここからが重要
なんですが…


俺は本因坊秀和なんだ!!
と思いながら打つようにしました。

不思議と勝てるようになってきたんです。

次に本因坊秀策の棋譜を並べて、

そして碁会所に行き、対局前に…

俺は本因坊秀策だ!!
と思いながら打つようにしたところ、

五段、あるいはその上で打てるようになってきたものです。



嘘ではありません。

ホントの話です。


棋譜並べは大変大事です、ということと、

思い込みで棋力は三割増しぐらいになる(かもしれない)ってことです。





私、最近、碁会所で、持ち点が上がってきまして。

よく、お客様から、席亭強くなったね、と褒めていただけることがあります。
ありがとうございます。

実は最近は囲碁AIのマスターの碁を並べていまして…

俺はマスターなんだ!!

と思いながら対局するようにしています笑