何でそこから水飲みたいかなあ、ハナちゃん。
新幹線車中での無差別殺人。
フジテレビのミスターサンデーとやらの報道番組で、
「梅田さん(死亡した男性)が抵抗したことによって犯人が逆上した可能性もある」、と。
馬鹿をいうものではない、梅田さんの抵抗によって女性は救われたし、
無抵抗ならばもっと多くの乗客が死傷した可能性の方が大きい。
「自分ならどうする?」となまらおっさんと話しをした。
なまらおっさんは元キックボクサーなので、蹴りを入れる事は間違いがない。
私はいわゆるヘタレだから、犯人と格闘はできない。
が、そのへんの物を投げつけるなり、バッグを振り回すなりして戦う。
万が一素手であっても無抵抗なんて事はありえない。
「只で殺されてたまるか」。と意見は一致した。
事件時の新幹線の車内を想像してみると羊の群れが思い浮かぶ。
熊や狼の襲撃を受けたら羊はただただ逃げ惑うに違いない。
そこに牧羊犬がいたなら、敵わないまでも、吠え、噛みつき、飛び掛かる。
もしそれが羊の群れでなく牧羊犬の群れならば熊も狼も襲いはしないだろう。
非力な相手でも死に物狂いの抵抗にはいかなる狂気の襲撃者もひるむ。
実際にその場にいた訳でも、現場の恐怖を味わった訳でもない。
偉そうな事を言うなと言われても、全員で物を投げつけるなどできない相談だろうか。
なまらおっさんが言うには新幹線の座席シートは簡単に外せるそうだ。
ちょうどいい盾になる。それを持って犯人に迫って欲しかった。特に男性は。
犠牲の羊を振り返りもせず一目散に逃げたのでは悲しすぎる。
日本人にはどこかこの羊の習性があるように思えてならない。
犠牲の羊を顧みない所は拉致被害者を無いもののように扱うのに似ている。
先頭の羊に意味もなく集団で従う性質は多くの場面で見える。
ブラック・シープとはよく言ったもので、集団と異なるものを排除する特性も。
羊は穏やかで従順だ。攻撃性も非常に低い。ゆえに危機には脆いのだ。
自分に与えられた使命を心得、それに忠実で勇敢な牧羊犬。
宮沢賢治ではないけれど、「そういうものに私はなりたい」。と思う。
亡くなった梅田さんは間違いなくヒーローだ。
尊敬と感謝の意をこめて、心からの冥福をお祈り致します。
