永遠の0と静かなる抑止 | けこですのブログ

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航空自衛隊に配備されているF35。16機のうちの一機。
機体の日の丸が美しくも頼もしい。
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白状すると、「永遠の0」を私はまだ観ても読んでもいない。
2年間以上日本に帰国していないと言うのも理由の一つだけれど、頼めば本は送って貰える。
だけど、手元にあったとしても読めないだろうと思っているので、頼まない。
内容は理解しているつもりだ。ネットであちこち齧りまくっているから。

じつは「出口のない海」「硫黄島からの手紙」もDVDでちゃんと持っている。観られない。
根性無しと呼ばれてもいい。内容を知っているだけに観る事が出来ない。
辛い、などと言う言葉ではとてものことに追いつかない。両眼に粗塩を擦り込まれるような、
背骨を捻じ切られるような、そんな思いに耐えられそうに無いと思うのだ。

「永遠の0」は作者の百田尚樹さんが繰り返し言われるように、明確な反戦の物語だ。
親兄弟、妻や子を残し、故郷を離れ、死地に赴きたい人間がどこにいるだろうか。
が、彼らの最後の言葉は「天皇陛下」もしくは「大日本帝国」万歳。そして、「お母さん」。
彼等は自分自身の未来と希望を捨てて、跡に残る祖国と愛する者を想ったのだ。

「特攻」と言う作戦は確かに愚行以外の何物でもない。だが結果として敵国を震え上がらせた。
それは、敵機が突っ込んで来るという恐怖ではない。実際特攻の成果は微々たるものだった。
「自分」と言う何よりも大切なものを捨てる事のできる日本人の魂に震え上がったのだ。
祖国、愛する者、生き様、信念、順法......。それも百田さんは描きたかったのではなかろうか。

戦争は間違いなく「悪」だ。私だって人に聞かれれば「反対!」と応える。
戦争と聞いた時、多くの人々は先の大戦や中東、ベトナム、朝鮮半島を思い浮かべるだろう。
弾丸飛び交う血みどろで凄惨な戦争。確かにそれも現在進行形ではある。
が、それも変わりつつある。核はすでに拡散し、時代は衛星とコンピューターが支配する。

「核無き世界」には失笑してしまう。アメリカはロシアに次いで世界第二位の保有国だ。
次いで、中国、フランス、イギリス。見事に国連常任理事国に当てはまる。
が、ここに来て戦争の様相は変わりつつある。いわゆる、ハイブリッド戦争と言うもの。
軍備のハイテク化に加えて、情報操作、洗脳、ハッキング、金融経済の乗っ取り.....。

世界中はすでにハイブリッド戦争の渦中にある。先進国中で日本はすでに周回遅れ。
ハイブリット戦争の成果か、民意がすでに右、左と呼ばれる二つに分断されてしまっている。
この内紛を、中国と北朝鮮は腹を抱えて笑っているにちがいない。
しかも自衛隊はいまだに継子扱いで「軍」とも呼ばせて貰えない。情け無いやら悔しいやら…。


さて、写真のF35。日本には現在16機。この後すでに42機が発注済みである。
F35はステルス性能を備えた第5世代の戦闘機で、垂直離着陸が可能。
アメリカはアリゾナ州のユマに配備されているF35,10機を来年岩国に配備する事を決めた。
アメリカが自国のF35を自国以外に配備するのは初めての事だ。もちろん中国を意識しての事。

0の精神は受け継がれていると信じる。が、時代はすでにはるか遠くに進んだ。
F35は現存する戦闘機の中では最強と言われている。他の戦闘機では全く相手にならない。
そして、わが航空自衛隊の訓練の厳しさ、戦闘機乗りに求められる技量も群を抜く。
敵戦闘機や敵艦ばかりか、核基地をもレーダー捕捉される事なく叩く事が出来る。

戦争には反対だ。私ばかりではない、日本国民全部が反対のはずだ。右も左も無く。
ならば、仕掛けたい国に戦意を喪失させる「抑止力」が必要なのだ。
F35が日本の国土で雄々しい機体の羽を休めている姿を見ると希望が湧く。
静かなる抑止力.......。


まだ書きます。そのつもりです。
お一人にでもお二人にでも読んで頂きたい。
私に出来る事はそれしかありません。