左から、D&G「ライトブルー」、シャネル「クリステル」、
グッチ「ラッシュ・サマー」、レブロン「ジーン・ナティ」、
クラランス「オー・ド・ジャルダン」。
D&Gは体質には合うのですが好みではなく失敗。
シャネルは理想的な香りで、着けていると必ず人に褒められます。
グッチは昔すでに廃番になったもの。個人的に一番好きなので残念です。
クラランスとレブロンはボディ・リフレッシャー。レブロンも廃番。
前職業で香水を売っておりました。空港の免税店です。
日本ではどうなのかは知りませんが、こちらでは香水はドル箱でした。
単価が高いのと、お酒やタバコのように厳しく品数の制限がありません。
化粧品とは違い、男女双方に売れます。プレゼント用にもなる。
と、いう事で、売り上げ目標の高いのには参りました。
体臭の強さのせいでしょうか、黄色人種以外は特に香水を好みます。
人種、年齢、所得で目指す香水は違うので、慣れると販売はかなり楽になります。
ヨーロッパ系の人種に人気なのは何と言ってもシャネル。No5は不動の人気。
ヨーロッパ系でも若い人は流行に敏感ですから話題の香水に飛びつく。
インド系の男性はダビドフ。女性はエリザベスアーデン。高所得ですとブルガリ。
南洋諸島系の人は強い甘い香りを好みます。ブランドに拘りはないようでした。
アジア系でも特に日本人はシトラス系かフローラル系。フルーティ系はまあまあ。
近年はますます無臭を好む傾向が強まって、日本人は香水を使いません。
店で見かける香水も30mlが普通のようですが、こちらでは100mlが一般的。
それでいいと思います。体質も生活様式も季候も違うのですから。
満員電車の中の香水プンプンも滅多に無くなったのは喜ばしい事。
でも、まあ、男女共にお気に入りの小瓶が一本位あってもいいとは思いますが。
「なんちゃって」なプロではありましたが、経験から少々。
香水は流行やブランドで選ばないで下さい。香りの好み、はもちろんオーケー。
選ぶ時に試すのは3種類まで。その後は感覚がマヒします。
そして出来ればスプレイした後、5分から10分は様子を見て下さい。
始めに揮発性の高い香りが立ち、その後は体臭と融合した香りが立ってきます。
体臭の薄い日本人ですが、言換えれば体質。一人ひとりが違います。
数分待って見て気に入る香りがその人の香り。見つけるのは一苦労です。
肝心な事はボトルから直接匂う、もしくはテスト用紙で確認する香り、
これは身に着けた時の香りとは別物、という事。
販売員は気にしませんが...。売れればいい、と思っていますからね。
私の場合、売り場でありとあらゆる香水を試して、自分向けには99%駄目でした。
好きな香りもしばらく経つと酸っぱい香りに変化する。これは体質、です。
自分の好みに合い、つけた後に人からもいい香りと評価されれば、初めて成功。
高級香水と手軽な価格の香水との違いは、もちろんその成分。
希少価値の高い成分が含まれ、成分構成が複雑な程、価格は高くなり、
そうでないもの程安い。安物香水が安物香水の香りしかしないのはそのためです。
後は成分にアルコールがどの程度含まれているか。つまり、濃度ですね。
ご存知とは思いますが、パルファム、が一番濃く、香りの持続時間は長くなります。
続いて、オー・ド・パルファム、オー・ド・トワレ、オー・デ・コロン。
メーカー、ブランドによって種類も呼び名も異なる事がありますのでご注意を。
さて、マリリン・モンローの名言でも有名な、シャネルNo5.
残念ながら日本人の体質には滅多に合わず、着けても臭いだけ。私もそう。
ところがある日、後を付いて行きたくなるような何とも言えない良い香りが。
白人女性の着けていたシャネルNo5でした。後にも先にも無い位よい香り。
彼女の体質、体臭にベスト・マッチしていたのでしょう。面白いものです。
数年前にはクロエが大流行して、日本人がみなクロエに殺到した事が。
いいのかなあ、と思いつつ、飛ぶように売れるクロエ。在庫切れの日も。
この香水も人を選び、No5程ではありませんが白人向けの成分。
買った方々のお気に入りになっている事を願いますが、全員ではないはずです。
その人にぴったり合った香水を適量、しかもベストな環境で身に付ける。
普段は無臭で結構ですが、これができればなあ、と思います。
私もいまだに達成できていない目標ですが。
一生分以上の香水がゴロゴロ....。
着けるチャンスなし。
