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これは「も」ではありませんね。浮き草です。
浮き草ながらあまりにも美しい水面を作り出している。
ご存知植物園の池のある日の表情です。
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7月8日、日経新聞トップのニュース。
石川島播磨重工業(IHI)が、バイオ燃料の生産を2016年から本格化させる。
「も」から石油を生み出すと言う夢のような事業が現実にスタートします。

神戸大学の榎本平教授が発見したボツリオコッカスと言う藻の一種で、
その名も「榎本藻」と呼ばれる藻はボツリオコッカスの10万倍の速度で増殖。
光合成で増える、という事は、適温の水と太陽とでオーケーな訳ですね。

IHIはネオ・モルガン研究所(川崎市)と合同会社をすでに設立、
2014年(来年!)には航空機向け燃料をサンプル出荷する予定だそうだ。すごい!
現在市場にあるバイオ燃料はトウモロコシやサトウキビを原料にしている。
この「藻」はそんなものは要らない、人間や家畜の食物を奪わないのです!
今はまだ10倍のコストのかかる「藻」から作る石油の値段ですが、
IHIは2020年までには同じ価格かそれ以下にまでコストを削減するそうな。
素晴らしいぞ!

藻から石油を作ると言う事業は他でも計画されています。
筑波大学の渡辺教授が研究を進めているオーランチオキトリウムがそれ。
この藻は光合成ではなく、有機物を食べて(?)繁殖するのでリサイクルに最適。
下水の循環システムとその熱を利用して栽培、石油まで作ってしまうのです。

日本の技術力と探究心にはほとほと感服せざるを得ません。
そしてその背景には日本人の勤勉さと頭の良さばかりでなく、
利潤を追求するだけに留まらない「社会への貢献」の理念がある、と私は思います。

エネルギーは常にベストミックスであらねばならない。
これがダメなら全部アウトでは駄目なのです。
石油の枯渇は話題になって久しいものがありますが、とりあえずまだある。
しかし、不安定な中東情勢のために値段は上がる一方。
天然ガスはロシアに大量にあるし、アメリカではシェールガスも採掘が進んでいる。
日本近海のメタンハイドレートを含む天然ガスにもきっと未来があるに違いない。
全てのベストミックスでエネルギーは安定供給されるし、市場価格もフェアになる。
コストの高いもの、危険なものは時間をかけて淘汰されて行くのです。

「も」、も力を貸すと言ってくれてるじゃありませんか。
日本の未来は明るいぞ!