komatta-byoukiのブログ

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先ごろ亡くなられた永六輔さんの本に、パーキンソン病を患って入院したときの一コマについて感想がかかれていました。「体のバランスがうまく取れずに歩くのも危なっかしいので、心配した看護師がトイレの個室までついてきて様子を見守る。病気と共生するって、こういうつらいことに耐えることなんだなあ」って。何度も入退院を繰り返してきた私がとても共感できたところです。病院の中の常識は、社会の非常識といった点は結構あります。看護師の仕事は3K。きつい、汚い、危険でしたっけ。厳しい労働環境の中で、それに見合った賃金が出ているかどうかも怪しい中で、よくしてくださったスタッフの方々に文句を言うかっこうになって心苦しいのですが、一人の患者として入院時の感想をいくつか羅列してみます。

トイレの個室の件ついて私も何度も経験しているのでちょっと補足すれば、ちゃんと便座にすわってからも、外してくださいと言わないと個室から出てくれない看護師が結構います。慣れすぎて、そのようなことは院外では通常あり得ない状況だということがわからなくなってしまっているのでしょう。これは、私には個室に侵入されること以上につらい経験でした。またトイレは定期的に清掃されているはずなのに、便座が一目で気づくほど汚れていることがよくありましたが、付き添ってくれた看護師に「汚れているよ」の一言がなかなかいえなかった。病院内では、医師を頂点にしたヒエラルキーが出来上がっていて、そういう苦情をすんなり受け入れてくださる看護師ばかりでないからです。治療で体が動かせずベッドで尿瓶を使った時、失敗して寝具を汚してしまったことがあります。夜9時頃だったかな。看護師に交換を申し出ましたが、遅い時間だからと掛布団の交換のみで敷布団は翌朝まで濡れたまま放置されました。幸い風邪をひくこともなく朝を迎えることが出来ましたが、自らの阻喪だとはいえ濡れた寝具など不快この上ないし、ずいぶんと落ち込みました。

一番きつかったのは、3回目の手術後の医師の対応かな。術後の後遺症で左半身が麻痺し全く動かなかった。それ自体が精神的に恐ろしいほどのダメージになりました。また、肉体的には自身では寝返りも打てなくなりましたので、まず腰痛に襲われました。痛みの程度は10段階で56位でしょうか。しかし、術後の心身の不調で眠剤を使っても13時間程度の睡眠がやっとでしたので、残りの時間は、四六時中続くその痛みにひたすら耐えることになりました。次に一日か二日遅れてやって来たのは酷い肩こりです。左手の筋肉が麻痺で全く機能しなかったので、左は常に肩から腕1本分の重りを下げているようなものです。それ以前に肩こりらしい肩こりを経験したことがなかっただけに、こちらの方も痛くて二重苦が三重苦になりずいぶんこたえました。だいぶ後になって妻から聞いた話ですが、妻が看護師に私の窮状を訴え、主治医に何か痛み止めの処置をしてくれるように頼んでくれたようなのですが、それを伝えた看護師が逆に医師から「ほっとけ」と叱られたようです。叱責する声が廊下にいた妻の耳にも聞こえたということでした。わたしは、その医師によほど嫌われていたのでしょう。結局、リハビリが開始されるまでの1週間ほどでしょうか、何ら手当てされることなく、ひたすら精神的な不安と二つの肉体的な痛みに耐えることになりました。