大雨になった8月12日。
エキスポランド跡地にできたショッピングモールにある日本一高い観覧車に乗った。
懐かしい「太陽の塔」がすぐ近くにみえてきた。
思えば半世紀前の大阪万博が、小松が世界と出会う最初の機会だった。
長蛇の列に並んでアメリカ館の月の石を見た。
ニュージーランド館で食べた(羊の?)ステーキがおいしかった。
恐竜みたいなオーストラリア館、豚が笑っているようのガスパビリオン。
わくわくさせてくれる建物がぎっしり建っていた。
「太陽の塔」は大屋根を突き破って空に両手を広げていたのだが
今はその大屋根もない。
すぐ前で各国がイベントを行っていた「お祭り広場」も跡形もない。
今はただ、この縄文土偶のような「太陽の塔」がぽつんと残されている。
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観覧車から1972年に建設された陸上競技場が見えた
ここをホームグランドにしてはじまった地元のサッカーチーム「ガンバ大阪」
今は立派なサッカー専用のパナソニック・スタジアムができた。
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実はこの日朝
母と叔母といとこの四人で祖父母の墓参りに出たのだった。
車だったが外にも出たくない土砂降りになり、お墓へは駐車場までしかいかず「ドライブスルー墓参り」(笑)。
お墓にいかずともよいのです。
老いた姉妹が息子たちを連れて両親を偲ぶ時間をもてたのだから。