「四月十日は日本の女性にとって大事な日なの。おぼえておいてね。」
母がランチのテーブルで突然言った。
何のことが分からなくてすぐに検索すると数↓数年前の内閣府のページが出てきた。
*
「今日はお昼ご飯食べたっけ?」とか、
とんちんかんなことを言ったとおもったら、
突然、表題のような話題をふってびっくりさせてくれる。
それだけの長い年月、
「女性学」という専門領域に心血を注いできた人なのだ。
振り返って自分に、そんなモノがあるかしらん?
**
女性参政権は1893年にニュージーランドではじめて認められ、1991年のスイス(アッペンツェル・インナーローテン州)に至るまで、二十世紀を通じて世界中でみとめられていった。21世紀に入るとイスラム諸国にもその動きはひろがった。
世界中の紛争・戦争はなんども繰り返され、人類はいっこうに進歩しないようにみえる。
そんななかで、女性の立場の変化だけは、はっきりと人類が進歩したことを示しているように思える。