クスコのコリカンチャを出た時、彼女がこの本を売っていた。あ!っと思ってすぐに購入した。

 

小松は昨年2015年にも買って、日本への機内で読んでいたのだが、その年の参加メンバーが「買っておけばよかった」と残念そうだったので、喜んでさしあげた。

私にはこうしてまた買えるチャンスがめぐってくるのだから(^^)

今日売っていたのは、なんと著者本人だった。本の序文に載せられていた写真で見おぼえていた。

 

サイディ・マリア・ネグロン・ロメロさんがこの本を書いたのは2011年。彼女が私費で出したガイドブックである。

日本語版に翻訳したのは、2009年に彼女がガイドした日本人のお客さんが協力してくれたから。

偶然にも、大阪外語大学を卒業してペルーにも駐在経験のある方がリタイア旅行で訪れて彼女と知り合っていたのである。

人の縁とはそういうものだ。

※この本の序文に書かれたいきさつより

 

本の内容は、ペルーという国の概要から、インカの歴史、有名な遺跡についてまで、丁寧に記述されている。

 

日本語もしっかりしている。外国で売られている日本語ガイドブックにありがちな、 外国語を訳しっぱなしの日本語ではない。

分かりやすい日本を選んで翻訳されていて、近年もちゃんと校正し直されている。

 これは、「買い」のガイドブックなのだ。

 

外国で売られている現地日本語ガイドブックは、玉石混交。 翻訳がひどくて読むに堪えないものもある。

それでも現地で出会うガイドブックには必ず目を通す。

この手の現地本は、ネット購入出来ないものが多いから。

 

アマゾンで検索して出てこなくても、読むべき本はこの世にたくさん存在している。